「そいつ男だぞ!」赤ちゃんの授乳を禁止する夫。助産師さんが見たある夫婦の話【男の子なら授乳禁止?】

2025.07.19

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妊娠や出産の大変さを理解しない旦那さんというのは、残念ながら珍しくありません。時には、助産師さんでさえも怒りが頂点に達するようなケースも存在します。今回は、そんな妊娠中の妻への配慮が欠けている夫に、助産師さんが物申す話をご紹介いたします。


あらすじ

産婦人科クリニックの診察室で、赤ちゃんが男の子だと告げられた途端、夫の直哉は「男ー!?最悪!男が母乳飲むってキモいじゃん!」と性差別的な発言を連発。さらに「絶対に母乳あげるなよ」と授乳まで禁止します。助産師の愛が怒りを覚えるも、医師に止められてしまいます。その後、直哉が静香を待合室に残して出ていくのを見た静香が、愛に声をかけるのでした。

見どころ

直哉の性差別発言と助産師の怒り

医師から性別が「男の子」だと告げられた直哉は、「男ー!? マジかー!最悪!」と露骨に嫌悪感を示します。助産師の愛が「男の子だって可愛いですよ?」と諫めても、直哉は「無理無理!女の子ならいいけど男が母乳飲むってキモいじゃん!」と信じがたい言葉を言い放ちます。「そんなこと考えるお前がキモいわ…!」と愛が心の中でつぶやくように、この直哉の発言は、子どもの性別に対する差別意識だけでなく、母親の授乳に対する歪んだ認識が露呈しており、強い不快感と怒りを感じさせるでしょう。

医師の「介入しすぎないで」という制止

直哉の性差別的な発言と、男の子への授乳禁止という命令に対し、怒りを抑えきれない愛は直哉に詰め寄ろうとしますが、医師に「渡辺さん」「いろんなご家庭があるからあんまり介入しすぎないようにね」「クレームになったら困るからね」と止められてしまいます。このシーンは、助産師という立場がありながらも、患者の家庭内問題に深入りできないという医療現場の現実が描かれており、愛の葛藤と、見て見ぬふりをするしかないもどかしさが伝わってきます。

静香の行動が示す「SOS」

直哉が静香を待合室に残して車で寝ると言って出て行った後、静香は愛を見つけ、「あの…少しお時間いいでしょうか…」と声をかけます。夫に無責任な言葉を浴びせられ、一人にされた静香が、直哉がいなくなった後に愛に助けを求めるように声をかける姿は、彼女が夫の言動に傷つき、誰かに助けを求めている「SOS」であると解釈できます。このシーンが、話の新たな展開へのきっかけとなるでしょう。

▽ 赤ちゃんの性別によって授乳を禁止するなど、直哉さんの言動は一社会人として、そして夫として、あまりにも未熟で身勝手なものです。自分の子に対する愛情よりも、自身の偏見や嫉妬心を優先する発想は、まともな大人のそれとは思えません。このような状況で出産を迎える静香さんの心境を思うと、胸が締め付けられますね。

2025.07.19

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Written by Googirl編集部

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