「30歳になったし別れよう！」20代の時間を奪った元カレの現在は…【交際5年目】

「彼は私のこと、もう好きじゃないの…？」恋人からの連絡が滞り、会う頻度も減っていく中で、誰もが一度は抱く不安ではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、交際5年目を迎えたカップル、梨恵と誠也の話です。彼の不誠実な態度に、梨恵は「もしかして浮気…？」という疑念を抱き始めます。果たして、彼女の直感は当たっているのでしょうか？そして、この関係は一体どこへ向かうのでしょうか？

あらすじ

交際5年目を迎えた梨恵と誠也の関係は、以前に比べて冷え込み始めていました。誠也からの連絡は遅れるようになり、時には1週間も連絡が来ないことも。仕事や同僚との飲み会を理由に会う約束も頻繁にキャンセルされ、二人が会うのは月に一度がやっとという状況です。梨恵は、誠也に避けられているのではないかと感じ、内心では浮気を疑い始めていました。
ある日、ランチ中に意を決して「最近…私と会ってくれないよね」と問い詰める梨恵。別れを覚悟した梨恵に対し、誠也は「言ってくれてありがとう」と謝罪し、「来月からは飲みもセーブして梨恵に尽くす！」と、これからの関係改善を誓うのでした。梨恵は、誠也の言葉を信じ、ぎこちないながらも笑顔を見せるのでした。

見どころ

誠也の連絡遅延とその理由

「先週はちょっと仕事が立て込んでてさ～」「全然スマホ見てなかった！」という誠也の言葉は、交際期間が長くなったカップルによくある、相手への甘えや無関心の表れではないでしょうか。梨恵が「でも1週間はなくない？」「仕事終わりでもスマホくらい見れるでしょ？」と問い詰める姿からは、彼女の募る不満と、誠也への愛情の狭間で揺れる心情が伺えます。この些細な日常のやり取りの中に、二人の関係が抱える問題が凝縮されています。

梨恵の募る不安と疑念

会う頻度が月に一度になり、梨恵が「私…避けられてる？」「この頻度はおかしい」「まさかとは思うけど浮気、とか――――」と内心で疑念を抱きますね。恋人からの連絡の遅れや会えない日々が続く中で、誰もが一度は経験するであろう不安や疑心暗鬼が、梨恵の表情から痛いほど伝わってきます。

誠也の言葉と梨恵の複雑な感情

梨恵が勇気を出して不満をぶつけた後、誠也が「言ってくれてありがとう」「確かに俺の考えが足りてなかったよな、ごめん」「決めた！来月からは飲みもセーブして梨恵に尽くす！」と反省の言葉を述べる場面は、一瞬の安堵と同時に、別の意味での不安を感じさせます。果たして誠也の言葉は本心なのか、それともその場しのぎの言い訳なのか。
梨恵が「も～本当～？」と少し嬉しそうにしながらも、どこか諦めや諦観の入り混じった笑顔を見せる様子からは、彼女の複雑な心境が読み取れます。

▽ 同僚との飲み会、仕事……いったいどこまでが本当なのでしょうか。誠也の言葉を信じようとする梨恵ですが、その心には拭いきれない不安が残っています。交際5年目という節目を迎え、このまま誠也の言葉を信じ続けて良いのか、それとも梨恵は別の選択をするのか、二人の関係は一体どこへ向かうのでしょうか。