「私の人生終わったな…」いじめっこ女の悲劇【サキ子の本音】
「自分が気に入らない」というだけの理由で他人に嫌がらせをし、相手の人生を妨害する「いじめ」。それは、相手の心に大きなダメージを与える、決して許されない行為です。そんないじめをずっとやめられず、自分勝手な言い分を貫いた女の末路とは? 今回は、いじめっ子気質な主人公・カヨの母が倒れてしまった話をご紹介いたします。
あらすじ
結婚式を終えたカヨと慎太郎は、突然倒れた母親・サキ子が搬送された病院へ。父・竜之介から、サキ子が末期の乳がんで余命宣告を受け、結婚式のため緩和ケアを選んだと聞かされ、カヨは戸惑います。
病室でやせ細ったサキ子と対面し、変わり果てた姿に衝撃を受けたカヨは動揺。意識を取り戻したサキ子は、命を振り絞るように「子育てに失敗した」「間違ったあなたを止められなかった」「カヨからも竜之介からも…逃げてきた」「それがカヨに歪みを生むこと…わかっていたのに…ッ」と、長年抱えていた「本音」を告白。カヨはその言葉に呆然自失するのでした。
見どころ
サキ子の病
病院の廊下で、サキ子の末期乳がん、余命宣告、そして娘の結婚式のために緩和ケアを望んだという衝撃的な真実を父から聞いたカヨ。これまでモラハラ夫として描かれてきた竜之介が、サキ子の病気に動揺し、悲しむ姿は、彼の人間的な一面を垣間見せます。
カヨが直面する母親の変貌
病室でやせ細ったサキ子と対面したカヨが、「ママって…こんなだった?」と、母親の変貌ぶりに衝撃を受けます。これまで母親をバカにして見下してきたカヨが初めて「死」という現実を間近に感じて、恐れているようです。
サキ子の命を削る「本音」
サキ子が、命を振り絞るように「私は子育てに失敗した」「間違った方向に突き進むあなたを止められなかった」と、長年抱えてきた「本音」を告白。カヨが自身の問題とはじめて向き合うことを迫られる瞬間です。
▽ サキ子が告白した、自身の胸中。カヨには届くのでしょうか……?