妻よ、俺が甘かった…男性が専業主夫をやめた理由
専業主婦を舐めている人はまだまだ多いようですが、育児中はとくに、1つも思い通りにことを進められずに進んでいく毎日は本当に大変。「楽だと思うなら、完璧にやってみろ!」と言いたいところですが……。
今回は「専業主夫」にトライして現実を突きつけられた男性のエピソードを1つご紹介します。
専業主夫になる!
「勤務先が倒産して失職したとき、妻と話し合って自分が専業主夫をしてみることになったんです。
正直、専業主婦だった妻が羨ましかったし『文句があるなら逆の立場も経験してみなよ』という気持ちがありました。でもすぐにそれが大間違いだったことを思い知ることに……。
トイレも行けないじゃん!
自宅にいれば自分の時間なんていくらでもあると思っていたけれど、本能のまま自由に生きる娘に一日中振り回されっぱなし。
自分の時間がほしい…
毎日、自分の生理現象すらガマンしなくては生活がまわらないことを知り、反省しました。
最近は、どうしても自分の時間を確保したくて週3日だけバイトを始めました。仕事が息抜きになるなんて……無知だった自分が恥ずかしいし、今では全専業主婦を心から尊敬しています」(29歳・男性・パート)
▽ 子育て中の専業主婦の大変さは、体験してみないとわかりません。夫が短期間だけ育休をとって、まったく役にたたないうちに「やっぱり楽だった」と誤認識して仕事復帰してしまい、計画が裏目にでた……なんていう妻の嘆きもよく耳にします。
ある程度自分の裁量で調整が効く仕事と、すべてが計画通りにいかない育児とでは比較になりません。もっと「専業主夫」という選択肢が浸透し、育児への認識の男女差を減らしていける日はいつかくるのでしょうか……。