義両親や夫にモヤモヤ…コロナ禍での「意識のギャップ」あるある
少しずつ緩和されてきたコロナ感染対策ですが、この数年のコロナ禍で、他者との価値観や立ち居振る舞いの違いが浮き彫りになった経験をした人も多いのではないでしょうか。
今回は、コロナ禍で義両親との「意識のギャップ」に驚いたエピソードをご紹介します。
1.マスクに関する意識のギャップ
「ウチの義両親はマスクが嫌いで、コロナ禍もほとんどマスク姿を見かけませんでした。いろんな考え方があるのは仕方ないけど、『マスクをしてください』と書かれたお店の中でもしておらず、お店の人に注意されても無視するのを見たときは驚きました。
はじめのうちは義父だけがそうだったんだけど、義母も『私も……』ってマスクを全然しなくなって。メンタルの強さは尊敬するけど、さすがに空気読めなさすぎだし、一緒にいるのが嫌でしたね。いつ周りに注意されるか分からないから、全然落ち着かないし」(34歳女性)
▽ コロナ禍真っ只中でもNoマスクを徹底している人はいました。規定されていない場所では選択の自由といえますが、施設や店のオーナーが指定している場合、それくらいはあわせてもいいのでは……? と思うシーンを見かけた方も多いのではないでしょうか。
このエピソードの女性によれば、「自分の両親になら気兼ねなく自分の意見を言えるけど、義理の親にはちょっと……」とのことでした。確かに、なかなか難しいですよね。
2.旅行・帰省への意識のギャップ
・「私も夫も医療関係の仕事をしていることもあり、職場から『今は旅行など、遠出はできる限り控えるように』と言われていた。それにもかかわらず、義母は『大丈夫よ、そんなの~。それより今なら安く行けるから行きましょうよ!』と、私たちへ沖縄への旅行をさかんにすすめてきて。
私たちだって沖縄は大好きだし行きたい気持ちはあったけど、職場からストップがかかっているし、もし万が一ってことを考えたらやっぱり行けない。
何度も誘ってくるのを断っていたら、今度は『もういい! ひとりで行くからいいわ』と逆ギレされた。子どもかよ……」(35歳女性)
・「おととしも去年もコロナを理由に実家、義実家どちらへの帰省も控えた。ちゃんと自分の両親と義両親にも理由を説明したんだけど、義母は『え~なんで来ないの!? 早く○○ちゃん(ウチの子)の顔を生で見たいのに』『なんでそんな弱気になってんのよ! コロナなんて怖くないわよ』って怒り気味に言ってきた!
いやいや、そうはいっても私は持病もあるし、夫は夫で介護関連の仕事をしているので、もし万が一……なんてことがあったら困るし! 自分のことばっかりな義母にはほとほとウンザリ……」(33歳女性)
▽ 職種やそれぞれ置かれている状況で、自分の意志とは違う選択をしなくてはならない人はたくさんいました。「旅行をしたい」「帰省したい」というのが本音ではあったとしても、ガマンせざるを得ない状況に置かれている人の気持ちを考えてみてほしいものです……。
3.夜の外出・外食への意識のギャップ
・「夫は元々仕事での『夜の付き合い』が多い。緊急事態宣言が出ていたときは自粛していたけど、落ち着いてきた今は毎日のように夜は会食で。飲食店だけでなく、キャバクラにも行っているみたい。そのせいで、帰ってくるのもだいぶ遅い。
私は今でもできるだけ外出は控えていて、特に夜はまったく出かけない。だから夫を見ていてモヤモヤしてばかりで……。なんで私たちだけガマンしてるのかなって。
仕事だから仕方ないって分かってはいるんだけどね。でも、どうやら仕事とは関係なく夜出かけていることもあるみたいで……」(30歳女性)
・「飲食店では食べ物や飲み物を口にするとき以外は、マスクをするようにしていました。でも義理の両親はまったくそういうのに無頓着で。
飲食店についたらまずマスクを外し、大声でゲラゲラ。テーブルに置いてある飛沫防止のパーテーションもお店の許可なく取っちゃうし、換気のために開いていた窓も勝手に閉めたりと、やりたい放題で……。
お店にはコロナに対していろんな考えの人がいると思うので、そういう人への配慮も少しはしてほしい。正直、義両親とは一緒に外食したくない!」(32歳女性)
▽ いずれのエピソードも、「外食」や「夜のお出かけ」を決して否定しているわけではないですよね。ただその回数が多すぎたり、食事のときに周りをまったく気遣わずマナーを守らない、といったことに対し不満を持っているのです。しかもそれが赤の他人ではなく、夫や義両親といった身内であるから余計にモヤモヤ……ということのようで。
実両親だったらざっくばらんに意見交換できることだったとしても、義両親となると話は別。率直に話せないだけに、一度モヤついてしまうと後をひいてしまいます。
しかし年齢を重ねると「価値観の違い」は平行線を辿ることがほとんど。無駄に疲弊しないよう、旦那さんと協力しながらよい距離を保てるとよいですね。