オットカバー症候群なママ友が「こんなのおかしい…」手を上げてきたモラハラ夫との生活の異常性に気づいた話

専業主婦や共働き、夫が単身赴任中など……。家庭によって状況は異なりますよね。でも明らかにママ友の旦那さんがモラハラっぽいと不安になるもの。今回はモラハラ夫を庇うオットカバー症候群なママ友が手を上げられ、完全に目が覚めた話をご紹介いたします。

4歳の娘・マナを育てる千尋は、3人のママ友と仲良くしています。でも娘・ココミがいる亜美は、夫からモラハラを受けているよう。しかし亜美は夫の愚痴は言いますが、周囲からモラハラを指摘されると夫を庇います。亜美の様子を見てママ友たちは「一種の洗脳のようだ」と心配していましたが、隣のマンションに住む千尋は、ついに亜美の夫のモラハラ現場を目撃してしまいます。
そんなある日、千尋の幼稚園に転校生のミクちゃんがきました。かつて夫からDVを受けていたミクちゃんママは亜美からモラハラ話を聞き、「危機感を持ったほうがいい」と忠告します。しかし逆ギレした亜美はママ友たちに「もう絶交する！」と怒りはじめました。ママ友に夫の愚痴をこぼせなくなった亜美は、SNSに夫の愚痴を呟くようになります。そしてここでも夫を悪く言う人を見つけると、亜美は反論して噛みついていました。
亜美の様子が気になった千尋はSNSをチェックしますが、そこで亜美が妻が自ら夫のモラハラなどを暴露するが、それを周囲が批判すると途端に夫の擁護をする「オットカバー症候群」であることを知ります。
ひそかに亜美を心配していた千尋ですが、パート先で亜美が万引きしようとする現場を目撃します。想像以上に亜美が追いつめられていることを知った千尋は、亜美に寄り添います。絶交も解消され少しずつ目が覚めてきた亜美でしたが、自宅で夫から暴力を受けてしまいます。隣から大きな音が聞こえた千尋は慌てて亜美の家へ行き、亜美とココミを匿いますが、騒ぎを聞いたご近所さんが警察に通報していました。被害届は出さないことにした亜美は、今回の件について話しはじめました。

モラハラ夫が手を上げた理由

隣に住む亜美の夫が、亜美とココミを迎えに来ました。

完全に目が覚めた亜美

これまでは夫を庇っていましたが、手を上げられたことで千尋の言葉に耳を傾けるようになった亜美。それでも自宅に戻っていくことを選んだ亜美を、見送るしかなかった千尋なのでした過度に食費を制限した上、娘が食べているプリンにまで苛立つなんて尋常じゃないですよね。亜美が気づいた通り毎日怯えながら生活するのはおかしいからこそ、夫と離れる勇気が必要でしょう。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。