「もう俺はパパじゃないんだ…」離婚を後悔した息子の本音と元妻がキレイになった理由【退院日】

最愛の妻と家庭を築き、未来は明るいはずだったのに、子どもが生まれてから妻との関係が悪化した、妻が変わってしまった……そんな声をよく耳にします。しかし、本当に変わったのは妻なのでしょうか？　命を守る責任を背負い、子どもを育てる日々の中で、優先すべきことが変わるのは当然のこと。
今回は、壮太の親としての自覚のなさが、妻との間に新たな溝を生み出していく話をご紹介いたします。

あらすじ

出産予定日より1週間早く生まれた息子・陸翔の退院日。壮太は車で由香里と陸翔を迎えに行きます。チャイルドシートを取り付けた壮太でしたが、由香里から誤りを指摘されても「別にどっちでもいいだろ？」と不満げ。家に帰ると、由香里に車の荷物を取りに行くよう頼まれ、壮太は「ちょっとくらい休憩させてくれよ」とうんざりします。
友人からの出産祝いの誘いが入ると、壮太は由香里に連絡することなく飲み会に参加。帰宅した由香里は、廊下に荷物だけが置かれているのを見て、壮太の不在に気づき、呆然とするのでした。

見どころ

無責任な壮太

退院日、由香里が陸翔を抱っこし、壮太が開けてくれた車のドアから車内に入ろうとすると、チャイルドシートがなぜか前向きに設置されています。由香里が「運転席の後ろだよ」「新生児の時は後ろ向きになるタイプ」と指摘しても、壮太は「え？別にどっちでもいいだろ？」と不満げな態度。子どもの安全や育児に対する知識が皆無ですね。

壮太の愚痴

チャイルドシートの設置に手間取り、予定より30分も遅れて家に着いた壮太は、由香里に車の荷物を取りに行くよう頼まれます。壮太は「え～っちょっとくらい休憩させてくれよ」「基本的に雑用は父親ってことね。これまでは由香里が全部やってたのに。いろいろめんどくさくなるなぁ」と心の中で愚痴をこぼすのでした。

由香里の絶望

由香里から頼まれた荷物を取りに車へ戻った壮太は、友人から出産祝いの飲み会の誘いを受け、由香里に何の連絡もせずそのまま飲み会に参加してしまいます。陸翔を抱っこしたまま壮太の帰りを待っていた由香里は、廊下に荷物だけが置かれているのを見て、壮太がいないことに気づき、呆然と立ち尽くします。

▽ 出産を終え、退院日を迎えた由香里と陸翔。壮太は車で迎えに来ますが、チャイルドシートの向きも分からず、由香里に指摘されても「どっちでもいいだろ」と無責任な態度。家に帰っても育児に非協力的で、由香里に頼まれた荷物を取りに行った際、友人からの出産祝いの誘いに、由香里に何の連絡もせず飲み会に参加してしまうのでした。退院日当日に友人との飲み会に参加してしまうなんてありえませんね。