「早く孫の顔が見たいわ!」子作りを急かす義母を地獄に突き落とした話【カウントダウン】

義理の親との関係は複雑ですが、孫を強く望むタイプの義母だと、その期待がプレッシャーとなり、困ってしまうこともありますよね。会うたびに子作りの話ばかりされたら、うんざりしてしまうでしょう。今回は、そんな子作りを急かす義母を、意外な形で地獄に突き落とした女性の話をご紹介いたします。
あらすじ

夫・高史との離婚手続きを進める真紀は、偶然会った義母から「もしかして授かったのかしら?」と心ない言葉をかけられます。真紀は笑顔で濁しますが、内心では高史だけでなく、散々「孫」を催促してきた義母にも相応の報いを受けさせることを決意していました。法律事務所で着々と準備を進め、高史とも改めて離婚について話し合います。
高史は不倫相手との再婚を望んでおり、真紀への反省の色は一切見えません。それどころか、不倫相手からの連絡を優先する始末。そんな高史に対し、真紀は「無傷で離婚なんて絶対にさせない」と強い憎しみを抱きます。離婚の同意も済み、離婚届を出すばかりになった頃、義母から連絡が入ります。義母は真紀からの「良い報告」を心待ちにしている様子。真紀は「お伝えしたい大切なことがある」と告げ、週末に高史と共に義実家を訪れることを約束します。すべてを整えた真紀は、いよいよ義母に「大切なこと」を伝える時が来たことを確信するのでした。
見どころ
真紀の内に秘めた「強い決意」

「いい機会だ…」「不倫した高史に制裁をするだけじゃない」「孫だ孫だって、散々無礼なことを言ってきたお義母さんにも、相応の報いを受けてもらおう…!」という真紀の「強い決意」としてより深く伝わってきます。真紀が単なる被害者ではなく、自らの手で状況を動かそうとする強い意志を持った主人公であることが明確に示されており、重要な見どころとなっています。
高史の最低な言動

不倫をして相手を妊娠させておきながら、真紀への反省が一切見られない高史の態度には、怒りを覚えることでしょう。特に、離婚の話の最中に不倫相手からのLINEを優先するシーンは、彼の人間性を象徴しています。真紀が抱く「無傷で離婚なんて絶対にさせない」という強い思いは、高史のこのような言動が引き金となっていることがよく分かります。
義母の勘違い

義母は真紀からの「報告」を、孫の誕生に関する吉報だと信じて疑いません。スーパーでの再会や、自宅への誘い方からも、その期待がひしひしと伝わってきます。しかし、真紀が告げる「大切なこと」は、義母の想像とはかけ離れたものになるでしょう。
▽ 真紀は夫・高史の不倫発覚を受け、彼への制裁だけでなく、これまで執拗に「孫」を催促してきた義母にも相応の報いを与えることを決意し、水面下で着々と準備を進めてきました。高史との離婚合意も成立し、いよいよその時が来たと確信した真紀は、彼と共に義実家を訪れます。義母は真紀からの「吉報」を心待ちにしていますが、真紀が伝えようとしている「大切なこと」は、義母が想像するような幸福な内容ではありません。真紀の周到な計画が実行に移される時、義母はまさに「地獄」へと突き落とされ、高史もまた、その身勝手な行いに対する手痛い報いを受けることになるでしょう。