この日、僕は彼女と別れることを決めました。35歳の彼女を捨てて、20歳の女の子に走った男の末路【勘違い三角関係】
アルバイトの瑠奈と急速に距離を縮めている浩二。そんな二人の関係に、彼女の理央は気づいているのでしょうか?今回は、浩二が陥る浅はかな「勘違い」と、それが引き起こす新たな火種が描かれる話をご紹介いたします。
あらすじ
沖縄料理店「てぃーだまーい食堂」の店長・浩二は、アルバイトの瑠奈と親密な会話を楽しむ日々を送っていました。理央が瑠奈に仕事の指示を出すと、瑠奈はわざとらしく困った顔で浩二を見て理央を牽制。理央は呆れますが、浩二は「ふたりから取り合いになってる!モテモテだな~」と有頂天になります。閉店後、浩二は瑠奈をデートに誘い、瑠奈の喜びようから「脈アリ」だと確信し、奮発して良い店を予約しようと考えるのでした。
見どころ
浩二と瑠奈の馴れ合い、そして理央の困惑
店内でいちゃいちゃと話す浩二と瑠奈に対し、理央は「手が空いてるならテーブルセットの確認と掃除お願いできるかな?」「私語なら仕事中はあまり…」と仕事の指示や注意をします。しかし、瑠奈は浩二に上目遣いをし、理央には「理央さんっ、だいじょーぶですよっ?るな、店長さん取ったりしませんから」と挑発。このシーンは、浩二と瑠奈の公私混同した馴れ合いと、それに辟易する理央の困惑と呆れが描かれており、三者三様の感情が交錯するシーンです。
浩二の浅はかな「モテてる」勘違い
瑠奈の牽制発言に理央が何も言わず立ち去ると、浩二はニヤけて「なんか俺今…ふたりから取り合いになってる!?モテモテだな~」と心の中でつぶやきます。理央が呆れて関わるのを諦めただけにもかかわらず、浩二はそれを自分への好意だと都合よく解釈しています。この浩二の浅はかな「モテてる」勘違いは、彼の自己中心的な性格と、現実を直視しない彼の弱点を明確に示しており、強い不快感を与えるでしょう。
デートへの誘いと浩二の確信
店の外で瑠奈を呼び止め、「まだ美味しい店知らないって言ってたから、今度一緒に行かない?」と誘う浩二。瑠奈が「やったぁ!楽しみができちゃった!」と喜ぶと、浩二は「あんなに喜ぶってことは…フッ、やっぱ俺に気があるんだよな」と確信し、奮発して良い店を予約しようと意気込みます。このシーンは、浩二が理央を裏切り、瑠奈との関係に本気で踏み出そうとしていることを示唆しており、彼の身勝手な行動が、大きな波乱を巻き起こすことを予感させます。
▽ 理央は真面目に仕事をしてほしくて注意したようですが、浩二も瑠奈も完全に勘違いしていますよね。どんなことでも恋愛に結びつけちゃう人、時々いますよね。それは悪いことではありませんが、こういう場では良くないのではないでしょうか。