この日、僕は彼女と別れることを決めました。35歳の彼女を捨てて、20歳の女の子に走った男の末路【ふたりの温度差】
若くて可愛い新しいバイト・瑠奈に鼻の下を伸ばしていた店長の浩二。歓迎会で酔い潰れてしまいましたが、目覚めた彼は、理央に対する自身の心の変化をさらに露わにしていきます。今回は、浩二と理央の間に生じた埋めがたい「温度差」が描かれる話をご紹介いたします。
あらすじ
瑠奈の歓迎会で酔い潰れた浩二は、ソファで目を覚まします。理央が売上管理をしているのを見て声をかけると、理央は店の順調な売上と二店舗目の夢を語り、新メニュー開発にも意欲を見せます。しかし浩二は「また仕事の話か…」とうんざり。
理央の懸命な姿を見ても、浩二の頭に浮かぶのは瑠奈の笑顔ばかり。浩二は理央に背を向け、「女は年下で可愛げがあるほうがいい」「理央は守ってやりたい感じじゃない」と心の中でつぶやき、瑠奈とのデートを夢見るのでした。
見どころ
理央の情熱と浩二の冷めた反応
理央は、順調な売上を見て目を輝かせ、浩二の夢である二店舗目も「夢じゃない」と興奮気味に語ります。さらに、「そろそろまたメニュー増やさない?」と、店の発展に意欲を見せ、浩二にも「頑張ろうね!」と呼びかけます。しかし、浩二は理央の熱意に対し、「また仕事の話か…」冷めた反応を示し、理央の情熱との間に大きな「温度差」が生じていることを明確に描いています。
浩二の浅ましい「理想の女性像」
理央が懸命に店のことを考えているにもかかわらず、浩二の頭に浮かぶのは、瑠奈が甘えた声で「店長さぁん♡」と誘ってくる妄想の笑顔ばかり。完全に瑠奈にノックアウトされたようですね……。
浩二と理央の埋めがたい距離
夜道を歩く浩二と理央は物理的には隣にいますが、浩二の心は瑠奈との妄想でいっぱいです。「まぁ、8年も付き合ってればこんなもんか」「瑠奈ちゃんとデートしてー」と、隣にいる理央への愛情が完全に冷めきっている様子……。
▽ 理央と浩二には、仕事でも恋心でも温度差があるようですね。ふたりのお店なのだから、浩二ももっと前向きになってほしいものですが……どうやら瑠奈にけっこう熱を上げ始めてしまっているようです。