「ママは怒りすぎなんだよ」と何もしない夫が現実を知った話 【夫vs子どもたち】

育児をしていると、言うことを聞かない子どもにやむなく怒ることなんてたくさんありますよね。それを、何も手伝わない夫に「怒りすぎ」なんて非難されたら、腹も立ちますよね。今回は、妻に「怒りすぎ」だと注意した夫を反省させた話をご紹介いたします。夫が「俺なら余裕」と豪語し、家事と育児を一日引き受けることに。さて、彼の「お手並み拝見」といきましょうか。

あらすじ

妻・美咲に「ママは毎日怒りすぎなんだよ」と非難した夫の涼は、美咲の挑発に乗って一日家事と育児をすることになります。朝食の準備から始まり、さっそく娘の陽菜に食事を拒否され、息子の悠斗はわがままを言い出して手こずります。なんとか食卓に着かせても、食べ物で遊び出し、服を汚す子どもたち。着替えさせるのも一苦労で、散歩に出かける直前にはトイレに行きたいと言い出し、涼は早くも疲弊します。散歩から戻り、掃除を始めても洗濯物の山や宅配便、転がっているおもちゃに次々と邪魔が入ります。
昼食にチャーハンを作りますが、子どもたちは「なんかマズそう…」と拒否。午後は子どもたちをショッピングモールに連れて行けば楽ができると目論む涼でしたが、美咲はそれが叶わないことを知っていました。

見どころ

夫の最初の挫折と子どもの抵抗

「朝ごはんだぞー」と声をかける夫に対し、娘の陽菜が「ひな いらない」、息子の悠斗が「僕 パンじゃなくてホットケーキがいい！」と抵抗するシーンは、夫が直面する育児の現実を突きつけます。
さらに、陽菜が夫の注意を遮って「パパだってこないだこぼしてたよ」と反論する姿は、子どもたちがすでに夫の「完璧ではない」のを知っており、夫の思惑通りにいかない朝食時間が育児の大変さを物語っています。

掃除中に次々と現れる育児の「邪魔」

掃除機をかけようとする夫の前に、山積みの洗濯物、宅配業者、そして床に転がるおもちゃ（レゴのような小さなブロック）といった、次々と現れる「邪魔」は、育児中の家事がいかに中断されやすいかがわかりますね。
これらの些細な出来事が積み重なり、夫のイライラが募っていく様子は、育児の経験がある方はわかるのではないでしょうか。美咲がわざと夫に任せ、静観している様子も相まって、夫の苦労が際立ちます。

夫の安易な考えと美咲の予見

午後に子どもたちをショッピングモールに連れて行けば「楽ができる」と安易に考える夫と、それを見送る美咲の「何も知らないで」「そうはならないことを、私はよーく知っていました…」という心の声の対比は、「ざまあ！」という感情を抱かせます。夫が育児を甘く見ていたことが明確になり、彼が直面するであろう困難を美咲が予見している様子に、夫の自信が、いかに現実離れしているかが痛感させられます。

▽ 「俺には余裕」そう言って家のことを1日引き受けた夫ですが、見る限りまったく余裕はなさそうです。午後は子どもたちをショッピングモールに連れていくという夫、果たして思惑どおり子どもたちを遊ばせ、自分もラクすることはできるでしょうか……？
育児の現実を甘く見ていた夫が、次々と起こるハプニングにどのように対応し、美咲はその様子をどう見守っていくのでしょうか。