「ママは怒りすぎなんだよ」と何もしない夫が現実を知った話 【怒りすぎなんだよ】

育児をしていると、言うことを聞かない子どもにやむなく怒ることなんてたくさんありますよね。でも、それを何も手伝わない夫から「怒りすぎなんだよ」なんて非難されたら、思わず「はぁ！？」と声を上げてしまうのではないでしょうか。今回は、まさにそんな状況に陥った主人公・美咲が、とんでもない夫に一泡吹かせる「ママは怒りすぎなんだよ」と何もしない夫が現実を知った話をご紹介します。

あらすじ

美咲は、昔は待ち遠しかった週末が、今では全く嬉しくありません。なぜなら、家事も育児も何一つ手伝わない夫・涼が一日中家にいるからです。朝食の準備から始まり、言うことを聞かない子どもたちとの攻防に朝から疲弊する美咲。娘は朝食を拒否し、息子は遊びに夢中で食事どころではありません。
そんな美咲の苦労をよそに、涼はスマホを見て大笑いするばかり。美咲が子どもたちを叱る声がうるさいと、涼は初めてスマホから目を離し、「ママは毎日怒りすぎなんだよ」「もっと穏やかに、理性的に対処できないわけ？」と美咲を非難します。何もしないくせに偉そうな涼の言葉に、美咲は怒りが爆発寸前。
しかし、ここで美咲は涼の負けず嫌いな性格を利用し、明日一日、自分の代わりに家事と育児を全て担当するよう提案します。涼は「専業主婦のやることなんて余裕」と豪語し、まんまと美咲の挑発に乗るのでした。その夜、美咲は涼に「やることリスト」を渡し、明日の奮闘を内心ほくそ笑みながら見守る準備をします。

見どころ

夫の非協力的な態度と美咲の疲弊

土曜日の朝から、子どもたちとの朝食バトルに一人で奮闘する美咲と、スマホに夢中で何も手伝わない夫・涼の対比が鮮烈に描かれています。美咲の「私だけが全然休めない週末に、いったい何の意味が…」という心の声は、美咲のストレスをいかに増幅させているかが伝わります。

夫の身勝手な「教育論」と美咲の怒り

美咲が子どもたちを叱る声に「あーもう朝からうるせーなー」と呆れたように言い放つ涼。さらに「ママは毎日怒りすぎなんだよ」「もっとこう穏やかに、理性的に対処できないわけ？」「そんなんじゃ教育にも良くないだろ」と、何もしないくせに一方的に美咲を非難する姿は、怒りを誘います。美咲の「はぁ！？」という反応と、心の声で「何もしないくせに偉そうなことばっかり…」と反論する姿は、まさに多くの女性が抱える夫への不満を代弁しているかのようです。

美咲の「ざまあ」計画と夫の慢心

涼の「俺だったらそんな怒り方はしないけどね」という言葉を利用し、美咲が「じゃあパパ明日1日私の代わりに家のことやってみて？」と提案する場面は、話の大きな見どころです。美咲の「負けず嫌いな夫を少し挑発すると、まんまと引っかかってくれました」という心の声からは、彼女の周到な計画と、夫への痛快な復讐を予感させます。専業主婦の仕事を「余裕」と豪語する涼が、翌日どのような現実を突きつけられるのか、期待が高まる瞬間です。

▽ 怒りたくて怒ってるわけじゃない！ホントそうですよね……。何もしてくれずスマホばかり見ている夫に「教育に良くない」なんて言われたらやっていられません。美咲に見事にのせられた夫、はたしてうまくできるのでしょうか……？
この「ざまあ」展開は、家事や育児の過酷さを理解しようとしない夫たちへの強烈なメッセージとなることでしょう。涼が現実を知り、反省する日が来るのか、そして美咲の週末に平穏は訪れるのでしょうか。