28年耐えたから…もういいよね? 熟年離婚で妻が最大の復讐!【今は準備期間】
夫から長年モラハラや不倫といった酷い扱いを受けてきても、なかなか離婚に踏み切るのは難しいもの……。積年の恨みは恐ろしいと言いますが、熟年離婚に至るには、それだけ多くの苦労があったということですね。
綾美は53歳のパート主婦。子どもたちも独立間近です。でも綾美は密かに、夫の勝也との熟年離婚を考えています。結婚した頃から綾美にモラハラを繰り返す勝也でしたが、子どもたちが生まれても変わらないままで……。
今回は「28年間、夫の横暴に耐え続けた妻が、熟年離婚の際に最大の復讐をした話」をお届けします。
あらすじ
夫・勝也から長年モラハラを受け、不倫までされた綾美は、離婚を決意していました。しかし、幼い子どもたちの顔を見ると、「父親がいたほうがいい」「大学まで出すにはお金が必要」と迷いが生じます。子どもたちが成長し、お金の心配がなくなったら離婚しようと心に決めた綾美は、パート勤務を始め、給料のほとんどを貯金するようになります。
将来の身の振り方を決め、今は「準備期間」だと割り切ることで、綾美は精神的な安定を得ていました。その頃、勝也は長年のお酒と煙草がたたり、健康診断に引っかかるようになり、体調を崩して仕事を休むことも増えていきます。
しかし、勝也の態度が変わらないまま、子どもたちは健やかに成長し、高校や中学を卒業。記念写真に収まる勝也の「いい父親ヅラ」を見ながらも、綾美は「ケンヤが大学を出たら、必ず…」と、熟年離婚への決意を新たにするのでした。
見どころ
子どもたちの成長と綾美の決意
綾美が離婚を決意しつつも、子どもたちの顔を見て迷っていた時期を経て、「アヤネとケンヤにお金の心配がなくなったら…そう、2人が独り立ちしたら、そのときこそ離婚しよう」と、具体的な目標を定めていました。
綾美の「準備期間」
パート勤務を始め、給料を貯金しながら冷静に今後のことを考えていました。「熟年離婚になるだろうけど構わない」「むしろ私に家のことも、身の周りのことも頼り切ってきたあの人が、その後まともに生きていけるわけがない」「一番の復讐になるかもね」という心の声は、長年溜め込んできた恨みが募っている証拠です。
勝也の体調悪化
長年の不摂生がたたり、健康診断に引っかかるようになり、体調を崩して仕事を休むようになった勝也。勝也の自業自得ともいえる状況です。
▽ 綾美の心は決まったようです。勝也のほうは、長年の不摂生がたたっているようですが、大丈夫でしょうか? 子どもたちの成長を待ち、静かに離婚への準備を進める綾美の姿は、まさに「最大の復讐」への序章。果たして、綾美が計画する熟年離婚は、どのような形で実現し、勝也はどのような末路をたどるのでしょうか。