28年耐えたから…もういいよね？　熟年離婚で妻が最大の復讐！【つわりは病気じゃないだろ】

夫から長年モラハラや不倫といった酷い扱いを受けてきても、なかなか離婚に踏み切るのは難しいものですよね。積年の恨みは恐ろしいと言いますが、熟年離婚に至るには、それだけ多くの苦労があったということでしょう。今回は、新婚当初は優しかった夫が、妊娠を機に横柄な態度になり、妻が密かに熟年離婚を考えるようになる話、「28年耐えたから…もういいよね？ 熟年離婚で妻が最大の復讐！」をご紹介します。

あらすじ

53歳のパート主婦・綾美は、子どもたちも独立間近。しかし、密かに夫の勝也との熟年離婚を考えていました。新婚の頃こそ優しかった勝也ですが、結婚生活が長くなるにつれ、横柄な態度が目立つようになり、飲みに行くことも増えていました。
それでも夫婦仲が悪いわけではないと思っていた綾美でしたが、妊娠を機に勝也の態度はさらにエスカレートします。つわりで苦しむ綾美に対し、「つわりは病気じゃないんだろ。家にいられるんだから、しっかりやれよ」と言い放ち、家事にも協力せず、休日は遊び歩く勝也。妊娠中の綾美の目の前でタバコを吸い、副流煙の心配をしても「どこで一服しようと俺の勝手だろ」と逆ギレ。帰りも遅くなり、綾美は「このまま結婚生活続けて、本当にいいのかな」と、この時初めて「離婚」の二文字を頭に浮かべるのでした。

見どころ

夫・勝也の「つわりは病気じゃない」発言

つわりで苦しみ、夕食作りも辛い綾美に対し、勝也は「はぁ？つわり？病気じゃないんだろ。家にいられるんだから、しっかりやれよ」と、信じられないほど冷酷な言葉を言い放ちます。妊娠中の妻の苦しみに一切理解を示さず、家事を押し付ける彼の態度は、強い怒りを感じさせるでしょう。この言葉は、勝也の人間性における大きな欠陥を露呈しており、綾美が彼に絶望し始める決定的なきっかけとなります。

妊婦への配慮ゼロの喫煙行為

綾美が妊娠中であるにもかかわらず、リビングで平然とタバコを吸い、副流煙の心配をすると「どこで一服しようと俺の勝手だろ」と逆ギレする勝也。お腹の子どもの健康よりも自分の欲求を優先する彼の身勝手さは、父親としての自覚が皆無であることを示しています。綾美の「お腹の子が心配で、不安になるやら」「父親とはいえない身勝手さにイライラするやら」という心の声は、彼女の苦悩と、夫婦関係の深刻な問題を浮き彫りにしています。

綾美の心に芽生えた「離婚」の二文字

妊娠判明当初は「子ども楽しみだな」と言っていたにもかかわらず、次第に帰りが遅くなり、綾美を放ったらかしにする勝也。日付が変わるほど遅くなっても連絡一つない夫に対し、綾美は「妊娠した妻をほったらかしで飲んでばかりなんて酷くない？」「このまま結婚生活続けて、本当にいいのかな」と、深く思い悩むようになります。

▽ タバコを吸う、飲みにばかり行く、妻の苦痛に無理解……勝也の態度は、まさに「夫失格」としか言いようがありませんね。綾美が離婚を考えてしまうのも当然です。28年間も耐え続けた綾美は、一体どのような「最大の復讐」を遂げるのでしょうか？