托卵の何が悪いの? 不倫相手の子どもを産んだ女性の話【浮気のシッポを出さない美咲】
夫・翔太は娘の姫華が自分にも妻にも似ていないことに、心の奥底で違和感を抱いています。今回は、その疑念を解消すべく浮気調査を依頼した翔太が、美咲の「完璧さ」に翻弄され、さらに深まる疑惑に苦しむ話をご紹介いたします。
あらすじ
探偵事務所に美咲の浮気調査を依頼した翔太。帰宅すると、美咲が夕食の準備をしており、その冷静な態度に「怪しまれてない」と安堵します。美咲のスマホが鳴っても動じる様子がなく、翔太は「浮気してるなら神経質になるはずなのに…」と内心で不審がります。美咲が翔太の視線に気づき「変よ」と尋ねても、翔太はごまかします。
数日後、探偵からの初報告は「不審な行動なし」。翔太は安堵するも、美咲の完璧主義な性格を理由に、さらに調査を続行するよう依頼。独身時代の貯金を切り崩して費用を捻出し、美咲がそう簡単に尻尾をつかませない計画的なタイプだと推測するのでした。
見どころ
翔太の動揺と美咲の「余裕」
探偵事務所に寄ったことを美咲に怪しまれていないかとドキドキする翔太。美咲のスマホが鳴っても彼女が動じない様子を見て、「浮気してるならスマホの管理は神経質になるはずだ。でも全然…気にしてない?」と不審がります。夕食を配膳されても「随分余裕な感じ…だよな?」と心の中で問いかける翔太の姿は、彼が美咲の冷静な態度に翻弄され、逆に疑惑を深めている様子を描いています。
翔太の推測
探偵からの「不審な行動はありませんでした」という報告に一度は安堵する翔太でしたが、すぐに「いやでもまだっ…まだ調査続けてください!」と依頼を続行させます。彼は「妻は計画的で、慎重派なんです。そう簡単にシッポはつかませない気が…」と、美咲の「完璧主義」を浮気調査における「尻尾をつかませない」証拠として捉えています。
独身時代の貯金を切り崩す翔太の「執念」
探偵に「お金のほうは大丈夫ですか?」と問われても、翔太は「大丈夫です…っ!独身時代からの貯金は、手つかずなので」と、躊躇なく調査費用を捻出しようとします。彼の心に深く根付いた疑念が、彼をどこまでも突き動かしていくようです。
▽ 一度怪しめば、いろんなことが気になり始めるもの。元々穏やかで優しい、人のいい翔太ですから、こんな日々はドキドキハラハラでしょうね。楽になれる日は来るのでしょうか……。