托卵の何が悪いの? 不倫相手の子どもを産んだ女性の話【托卵不倫のはじまり】
娘の入園式を終え、幸せそうな美咲。しかし、その裏では誰にも言えない秘密を抱えているようです。今回は、娘の姫華が生まれる少し前、美咲に一体何があったのかが明らかになります。「托卵の何が悪いの? 不倫相手の子どもを産んだ女性の話」の見どころをご紹介します。
あらすじ
入園式の夜、娘の姫華が早くに眠りについた後、夫の翔太が帰宅します。穏やかな日常が流れる中、美咲はふと、娘の顔が夫に全く似ていないことに気づき、義母の言葉を思い出します。その事実に内心穏やかでない美咲でしたが、夫には何も告げず、先に眠りにつくのでした。過去を振り返る美咲。5年前、友人の凛子と食事をしていたレストランで、美咲は後に娘の父親となる男性・悠真と出会っていました。当時、夫の翔太と結婚したばかりで、経済的にも安定した理想の生活を送っていた美咲。しかし、ただ一つだけ満たされない思いがありました。それは、夫の容姿に対する不満だったのです。そんな時、凛子が声をかけられた相手こそが、悠真だったのです。
見どころ
夫への違和感
夕食の席で、娘の姫華と夫の顔をじっと見比べる美咲。「確かに、全然違う顔ね」「お義母さんの言う通り、翔太と姫華は全く似てないわ」。そう心の中で呟く美咲は、どこか不安げです。これまで目を背けてきたのかもしれない事実に、改めて気づいてしまったようです。何気ない日常の描写から、美咲の心の揺れが伝わってきます。
容姿への不満
夫の翔太について「お給料も人柄も完璧ですが、見た目はイマイチです」と率直に語る美咲の独白。理想の結婚生活を手に入れたはずなのに、拭いきれない違和感。言葉を選びながらも、夫の容姿に対する嫌悪感を隠そうとしない美咲の言葉にいろんな思いを感じる人もいるのではないでしょうか。
運命の出会い
友人の凛子とレストランで食事をする美咲。楽しそうな会話の中で、突然現れた男性に声をかけられる凛子。その男性こそが、後に姫華の父親となる悠真でした。何気ない日常の一コマが、美咲の人生を大きく変える瞬間だったのです。
▽ 結婚生活は安定しているものの、夫の遺伝子に不満を抱く美咲。そんな中、運命的な出会いを果たした男性との関係は、彼女の人生を大きく揺るがしていくことでしょう。