娘の誕生日より推し活!? アイドルに夢中になった男の末路【純の後悔】
ここ数年で、「推し活」というワードが広く知られるようになりましたね。好きなものに夢中になる時間は、人生に彩りを与えてくれる大切なものです。しかし、自分が何を一番大切にしなければならないのかを見誤ると、とんでもないことにもなりかねません。今回は、そんな推し活に熱中しすぎた夫が、大切なものを失って初めて「後悔」する話をご紹介いたします。
あらすじ
妻・若菜から離婚を突きつけられた純は、懸命な話し合いも虚しく、離婚届にサインします。離婚後は娘の千佳と月に一度しか会えず、成長する娘を見る喜びと、面会時間が短く感じる苦しみに胸を締め付けられます。家に戻れば静まり返った孤独な空間が広がり、以前は熱中していたリオリグッズも色褪せて見えます。愛する家族を失って初めて、純は推し活がどうでもよくなったことに気づき、後悔に苛まれるのでした。
見どころ
月に一度の面会
離婚が成立し、純が娘の千佳と会えるのは月に一度だけでした。面会日を待つ日々は永遠に感じるほど長く、いざ会うと一瞬で終わってしまうという純の苦しみは、彼が家族を失ったことへの後悔の深さを物語っています。
幸せな家族の「妄想」
純が自宅に戻り、「ただいまー」と声をかけると、若菜と千佳が「おかえり」「パパー!」と迎えてくれる幸せな妄想が脳裏をよぎります。彼の失われた幸福への渇望を表していますね。
「失ってから初めて気が付いた」純の後悔
埃をかぶったリオリグッズを前に、純が「俺、なんであんなにリオリちゃんに夢中になってたんだっけ…」と自問自答。そして、「愛する家族がいてこその推し活だったのだ」とやっと気付いたようですね。
▽ 離婚が成立し、推し活し放題の状態になった純ですが……。その推し活も、すっかりどうでもよくなってしまったようです。本当に一番大切なものは何なのか、もっと早くに気付けたら良かったですね。