娘の誕生日より推し活!? アイドルに夢中になった男の末路【卒業】
ここ数年で、一気に「推し活」というワードが知れ渡り、実際に推し活に勤しんでいる方も少なくないのではないでしょうか。好きなものに夢中になっている時間は幸せそのもので、人生に彩りを与えてくれる大切な時間でもあります。
しかし自分が何を一番大切にしなければならないのか、それを見誤るととんでもないことにもなりかねません。今回は、そんな推し活にはまった夫を持つ女性のお話をお届けします。
あらすじ
夫の純がアイドルの推し活に熱中するあまり、娘の誕生日すら軽視するようになったことに怒った若菜は、娘の千佳を連れて実家へ身を寄せることにしました。純は毎日若菜たちに会いに来ますが、若菜はまだ顔を合わせる気になれずにいます。
そんな中、純から「推し活を控える」というメッセージが届きますが、若菜は「やめる」ではなく「控える」という言葉に複雑な思いを抱きます。
しかし、いつまでも実家にいるわけにもいかないと、若菜は純と直接話し合うことを決意します。実家から自宅に戻ると、そこにはやつれた純が待っており、部屋にはリオリグッズが片付けられ、純は「推し活をやめる」と若菜に告げるのでした。
見どころ
夫を避ける若菜の複雑な心境
実家に戻ってから2週間、純が毎日会いに来ても若菜は一度も顔を合わせていません。純を避けていることに「大人気ない」という自覚がありながらも、どうしても会う気になれない若菜でした。
純からのメッセージ
純からの「推し活は控えるようにするから」というメッセージ。「やめる」ではなく「控える」という言葉に、純の本気度を測りかねる若菜は複雑な感情のようです。
純の決意と部屋の変化
自宅に戻った若菜が見たのは、やつれた純と、きれいに片付けられた部屋でした。そして純の口から「推し活やめるよ」という言葉が出たとき、若菜の心にはどのような感情が湧き上がったのでしょうか。積み上げられていた推し活グッズが紐でくくられ、部屋の隅に置かれているのをみると、純の覚悟が決まったようですね。
▽ 若菜と千佳に出て行かれ、ようやく自分の犯したことの重大さを理解した純。ついに、推し活からの卒業を決意します。一度は道を誤った純ですが、はたして家族との絆を取り戻せるのでしょうか。