娘の誕生日より推し活!?　アイドルに夢中になった男の末路【推しを優先する夫】

「推し活」という言葉がすっかり定着し、私たちの日常にも浸透してきましたね。好きなものに熱中できる時間は、幸せそのもの。しかし、夢中になるあまり、本当に大切なものを見失ってしまうこともあるかもしれません。
初めての出産を乗り越え、娘との新しい生活をスタートさせたばかりの若菜。そんな彼女のそばで、夫の純は一体何に夢中になっているのでしょうか……？

あらすじ

産後間もない若菜は、明日に控えた娘の初めての予防接種に不安を感じ、夫の純に付き添いを頼んでいました。ところが、当日になって純は「追加公演のチケットが当たった」と言い出し、一泊して遠征すると宣言します。
娘の大切な初めての予防接種よりも推し活を優先しようとする純の自己中心的な態度に、若菜は大きなショックを受けます。産後で体調がまだ万全ではないことや、育児の大変さを訴える若菜に対し、純はまったく耳を貸そうとしません。ついに若菜は、彼の無神経さに疲れ果て、心を閉ざしてしまうのでした。

見どころ

突然の遠征宣言と妻の衝撃

「今日は向こうで一泊するから、帰るのは明日の夜になると思う」と、悪びれる様子もなく急に遠征の予定を話す純。娘の大切な予防接種を控えているにもかかわらず、若菜や子どもへの配慮が感じられない純の態度に、若菜が怒るのも無理ありません。

娘の初めてのイベントを軽視

娘にとって初めてとなる予防接種は、本人だけでなく親にとっても大切で不安なイベント。それを「たかが予防接種」「俺がいてもいなくても変わらないだろ」と軽視する純の言葉は、妻の気持ちをまるで理解しようとしない自己中心的な発言ですね。

産後の体への無理解

産後2か月でまだ体調が完全でない若菜に対して、「若菜、もう妊婦じゃないだろ？」と放った純。かつては気遣いを見せていたはずの純の変貌に、若菜の失望は一層深まります。

▽ 急に一泊の遠征に行くと伝えられても心の準備ができないですよね。産後間もない時期であれば、まだまだ育児に慣れていないのでに、夫にはできる限りそばにいて支えてほしいのですが……。純には事の重大さが伝わってないようです。