うまくいってると思ったのに…妻に離婚を言い渡された話【いいパパのつもりだったのに】

共働きにもかかわらず、家事も育児も妻に押しつけ、自分の苦労だけを誇る夫・圭介。無関心と無理解が積もり積もって、ついに妻・麻里の怒りが爆発します。そしてその瞬間、夫は初めて、自分のしてきたことの重大さに気づき始めるのです。
今回は、うまくいってると思ったのに…妻に離婚を言い渡された話の中から、夫が「いいパパのつもりだったのに」と思い込んでいた話をご紹介します。

あらすじ

娘の莉奈もあなたのことを嫌っていると麻里から告げられ、大きなショックを受ける圭介。「そんなはずはない」と反論するも、麻里は圭介がこれまで娘にまともに向き合ってこなかった事実を次々と突きつけます。
赤ちゃんの頃のミルクやりですら、ほんの一部分しか担当していなかったこと、おむつ替えや遊び、体調不良の際の無関心…麻里の言葉は容赦なく、圭介の都合のいい記憶を打ち砕いていきます。さらには、家族で出かけたドライブさえも、莉奈にとっては迷惑だったという衝撃の事実が明らかに。そしてついに、麻里は圭介を「モラハラ男」だと断言し、離婚届を突きつけるのです。

見どころ

娘の気持ち

「莉奈だって、あなたのことが嫌いなのよ」 麻里の口から飛び出した、残酷な一言。これまで、娘の気持ちにどれだけ無頓着だったのかを突きつけられる、重い一言です。

都合のいい記憶

「赤ちゃんのころ、俺がミルクをあげたことだってあるぞ！？」 必死に反論する圭介の言葉に対し、麻里は淡々と、それがほんの一度か二度だったと冷静に指摘します。自分の都合のいいように過去を美化してしまう圭介に現実を教えてあげる麻里でした。

楽しかったのは…

極めつけは、家族の楽しい思い出だと思っていたドライブが、実は娘にとって我慢の時間だったという衝撃の事実。良かれと思ってしたことが、全く相手に届いていなかったという、悲しい現実でした。

▽ 楽しい家族旅行も、娘にとっては友達との約束をキャンセルしてまで付き合わされた苦痛な時間だったとは…。麻里から「モラハラ男」とまで言われ、離婚届を突きつけられた圭介。これまで目を背けてきた自分の行動が、家族を深く傷つけていたことに、ようやく気づき始めたのではないでしょうか。自己中心的な言動を繰り返してきた圭介が、この現実をどう受け止めるのでしょうか。