うまくいってると思ったのに…妻に離婚を言い渡された話【麻里の決意】
長年夫婦として生活する中で、小さな不満が積もり積もって、いつか爆発する、なんてことも……。今回は「うまくいってると思ったのに…妻に離婚を言い渡された話」の中から、麻里が離婚を決意した瞬間をご紹介します。
あらすじ
圭介は、45歳の会社員。ちょくちょく妻や娘に空気の読めない発言をしては、ドン引かれている。
妻の麻里は、そんな夫に対し、怒りをあらわにするものの、反論はしない。というのも、「もはや反論しても無駄だ」と、妻が完全にあきらめているからだった……。
職場でも空気の読めない圭介。嫌がる部下を飲みに誘い、キャバクラに強引に連れて行こうとする。
圭介は「飲みに行くのも男のたしなみ」と考えており、仕事帰りに行きつけのキャバクラで豪遊する日々。家庭も部下も大切にする立派な男だと勘違いをしている。
圭介の無神経な発言は、麻里に対してだけではない。娘の莉奈に「可愛げがないな」「思春期か?」とデリカシーのない発言をしておきながら、圭介は「女性の身体を配慮できる父親なんて滅多にいない」「俺みたいな父親がいて莉奈は幸せだな」と自惚れるだけ。妻と娘の心が離れていることに、気づきもしないまま……。
ある日、テレビでドライブ特集を見た圭介。圭介は「めんどくさいけど家族サービスするか」と、家族の意見も聞かずに勝手に予定を立ててしまう。
日曜日、圭介は「今日は家族でドライブに行くぞ!」と言って、麻里と莉奈を誘う。本当は友達と遊ぶ予定だった莉奈だが、圭介の勝手な提案により断らなくてはいけなくなる。圭介に嫌味を言われるため、仕方なくドライブに付き合うのであった。
見どころ
財布がすっからかん
ドライブでお金を使いすぎた圭介。毎月お小遣いだけで10万円もあるのに、すでに財布の中はすっからかん。
麻里の財布からお金を盗む
そこで圭介は、麻里の財布からお金を盗むことにした。麻里のことを無能な主婦呼ばわりし、悪びれる様子もなく平然とお金を抜き取った。
「離婚しましょう」
財布からお金がなくなっていることに気がついた麻里。犯人は圭介だとすぐに察した。そして圭介が帰ってきたと同時に「離婚しましょう」と伝えるのであった。
家族とはいえ、勝手に財布からお金を抜くなんて考えられません……。これまでの積み重ねと今回の件で、離婚を決意したのでしょう。