「親友になれると思ったのに…」ママ友と夫に裏切られていた話【ATMとして働いてくれてありがとう】
夫の不倫相手がまさかのママ友だったとしたら、あなたならどうしますか? 信頼していた2人に裏切られたとしたら、そのショックは計り知れません。今回は、そんな衝撃的な裏切りを描いた「親友になれると思ったのに……」ママ友と夫に裏切られていた話の中から「夫との決別」をご紹介します。
あらすじ
不倫の慰謝料を請求された舞花は、ミサトに減額を求めますが、ミサトは「一度も私に謝ってくれませんね」「最後くらいけじめをつけてください」と冷たく突き放します。最終的に舞花は減額請求せずに慰謝料300万円を満額支払い、それが彼女なりの謝罪だとミサトは受け止めました。
次にミサトは夫・洋一に慰謝料を請求しますが、すでに彼にお金がないことを知っていたミサトは、看護学校の学費300万円分を慰謝料とします。洋一が「許してくれたんじゃなかったのか…?」と問うと、ミサトは「ママ友と不倫して子どもまでつくった男を許せるわけないじゃない」と嘲笑い、「今までATMとして働いてくれてありがとう。さようなら」と告げます。
洋一は離婚から8年後、不摂生な生活がたたり45歳で亡くなります。一方、ミサトは看護師として働き、息子・翔太は航空整備士の夢を叶えるため大学に通うなど、平穏な生活を手に入れていました。しかし、ミサトの心には、舞花の息子・優斗のことを追い詰めてしまったことへの気がかりが残っていました。
見どころ
ミサトの「ケジメ」のつけ方
かつて憧れていたママ友・舞花に対して、ミサトは一切の情けをかけることなく慰謝料を満額請求します。舞花から一度も謝罪がない状況なら、減額する情も生まれませんよね。
不倫が招いた悲劇的な結末
すっかり「許された」と思っていた洋一は、離婚や舞花への慰謝料に驚愕。ミサトだって「ATMとして働いてくれてありがとう」なんて言いたくなかったはずですよ。
ミサトの新たな人生と残る「心のしこり」
夫とママ友への復讐を終え、看護師として働き、息子と共に平穏な生活を手に入れたミサト。しかし、舞花の息子・優斗への「見ないふり」をしていた過去への後悔が、彼女の心に「しこり」として残っています。
▽ 不倫した側が不幸になるのはすべて因果応報……。ですが、巻き込まれた子どもまで不幸になってしまうのはやるせないですね。ミサトが手に入れた平穏な生活の裏で、彼女が抱え続ける葛藤は、一体どうなっていくのでしょうか。