「親友になれると思ったのに…」ママ友と夫に裏切られていた話【俺、何てことしちゃったんだろう…】

子育てをしていると、同じ境遇のママ友の存在は心強いもの。ランチをしたり、子どものことを相談したりするうちに、まるで親友のような関係になれることもありますよね。
しかし、そんな大切な存在だと思っていたママ友から、まさか裏切られてしまうなんて……。今回は、ママ友と夫に裏切られていた話の中から、家を出て行った洋一の心境、そして舞花の苦悩に迫ります。

あらすじ

舞花のヒステリーに辟易し、「帰りたくない」とさえ思うようになっていた洋一。そんな中、舞花のアパートの前で一人座っている舞花の息子、優斗に気づきました。どうやらママに「外で遊んできて」と言われたようです。優斗から「ママが変わっちゃったのは、全部おじさんのせいじゃん」と責められ、洋一は何も言い返せません。
夜、ユイナさんを寝かしつけた舞花は、ついに洋一に「もう終わりにしない？」と切り出します。それは、別れを意味する言葉でした。洋一は、まるで他人事のように「一緒にならない方がよかったってこと？」と問い返しますが、舞花は「やっぱり縁がなかったんだと思う」と冷たく言い放ちます。
舞花との別れを受け入れ、家を出た洋一。公園のベンチに座り、過去に舞花と別れた時と同じように、何もやる気が起きなかった日々を思い出します。そんな時、支えになったのは同僚だったミサトの明るさだったと気づく洋一。洋一はミサトに、自分の犯したことを謝罪し、やり直したいと申し出ますが……。

見どころ

帰りたくない…

仕事終わりに、重苦しい雰囲気を漂わせる洋一。知らなかった舞花の一面をみて、どうしてこんな状況になったのか、考えずにはいられません。

全部おじさんのせいじゃん

舞花さんの連れ子である優斗の純粋な言葉が、洋一の胸に深く突き刺さります。優斗のこの責めは、殴られるよりも重いのではないでしょうか。子供ながらに母親の変化を感じ取り、その原因を理解していることに、胸が締め付けられます。

俺たち、やり直せないかな

家を出て、ミサトさんの大切さに気づいた洋一さんが、ついに土下座をして謝罪するシーン。しかし、彼のこの行動はあまりにも遅すぎます。ミサトの表情が強張ってしまうのも無理ありません。

▽ 今さら「やり直せないかな」なんて、都合がよすぎますよね。ミサトさんが離婚しなかったのは、きっとお子さんのため。それをいいことに、自分の都合の良いように解釈している洋一さんの身勝手さに、怒りを覚えた方もいるのではないでしょうか。失われた信頼を取り戻すことは、決して簡単ではありません。