好きな人にあげた誕生日プレゼントがフリマアプリに出された話【憧れの竹内先輩】
プレゼントを贈る際、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら選ぶ時間は特別なものです。しかし、その思いが伝わらなかったとき、人はどのように感じ、どのように行動するのでしょうか。今回は「好きな人にあげた誕生日プレゼントがフリマアプリに出された話」の中から、憧れの竹内先輩にごはんに誘われたカレンの話をご紹介します。
あらすじ
デザイン系の専門学校に通うユウタは、バイト先の1個上の先輩・カレンに片思い中。勇気を出してデートに誘ったらOKがもらえ、誕生日が近いカレンをお祝いすることに。カレンに欲しいものを尋ねたところ、「特別なネックレスがほしい」と言われたので、一目惚れした猫のロケット型ネックレスをあげることにした。
カレンとの初デートはとても楽しく、晩ご飯もカフェ代も全て奢ったユウタ。そしてプレゼントをあげるタイミングで告白したが、ネックレスを見たカレンはなぜか微妙な反応……。結局告白の返事は先延ばしにされてしまった。
2週間経っても告白の返事がもらえず、落ち込むユウタ。カレンから連絡が来ない上にバイト先でも会わず、悶々とする日々が続いていた。そんなとき専門学校の友人に、カレンにあげたネックレスの写真を見せるが、なぜかみんな驚いていて……。
プレゼントのネックレスをもらっておいて連絡をしてこないことに、違和感を覚えた友人たち。友人が「フリマアプリで売られているのでは?」と、カレンを疑い始める。
その予感は的中し、ユウタがプレゼントしたネックレスと同じものが「KAREN」という名のアカウントで売られていた。ショックを受けたユウタは、ミキと一緒にカレンの通う大学に向かうのであった。
大学でカレンを発見したユウタ。カレンは例のネックレスの話をしていて「プレゼントがダサすぎて!」と、バカにした言い方をしていた。
失恋したユウタ。カレンの最低な行為にショックを受けるも「僕はほんとに好きだったんだ……」と涙を流す。
失恋してショックを受けたユウタを、励ますミキ。すると、ユウタの高校時代のバスケ部の先輩・竹内に声をかけられる。竹内はカレンと同じ大学に通っていたのであった。事情を説明すると竹内は「俺にいい案があるって言ったらどうする?」と、なにやらユウタに提案する。
見どころ
「あのネックレスはマジでない」
ユウタのことを思い返すカレン。ユウタのことをいい子でかわいかったと思いつつも「あのネックレスはマジでない」と、プレゼントの件はどうしても受け入れることができなかった。
同じようなことをされたカレン
実はカレンも過去に同じような経験をしたという。当時の彼氏にプレゼントしたものを「ちょっとやさしくしたら貢いでくるだけ」と、裏で話すのを目撃したことがあったのだ。
「同じことユウタにやったよな?」
過去のことを思い出して、悶々としていたカレン。家に帰ろうとしたら、突然竹内に声をかけられて食事に誘われた。竹内は大学でも有名な存在のため、カレンは目を輝かせてすぐさまOKするのであった。そして食事に行ってお会計のときに「奢ってくれない?」と竹内に言われるカレン。カレンが渋ると「同じことユウタにやったよな?」と言い、竹内の反撃が始まった……。
過去に自分も嫌な思いをしたのに、なぜ同じことができるのでしょうか……。この手の女子は、相当痛い目を見ないと反省しないですよね。