息子をアイドルにする! ステージママを夢見た女の転落劇【離婚届】
親として「子どもがこんな風に育ってくれたらいいな」と想像することもあるでしょう。でも子どももひとりの人間なのですから、きちんと意見を尊重してあげたいもの。親のエゴばかり押しつけていたら、それはただの毒親でしかないですよね。今回は「息子をアイドルにする! ステージママを夢見た女の転落劇」の中から、離婚届にサインをして家を追い出された話をご紹介します。
あらすじ
12歳の息子のカナトをアイドル養成所に通わせる主人公のミホには、「カナトをK-POPアイドルにさせたい」という野望がある。しかし息子をアイドルにさせたい一番の理由は、「自分の推しのK-POPアイドルに近づきたいから」という自分本位すぎるものだった……。
あるとき養成所の合宿が韓国で開催されることになり、先生に「息子さんには時期尚早です」と言われたにもかかわらず、息子に嘘をつき韓国に。しかしそれにより、息子を大きく傷つけることになる……。
ミホに騙されて韓国に来たカナトだが、想像以上のレベルについていけない。雰囲気に飲まれ完全に自信を失ってしまい、トイレでひとり泣いていた。
キャンプの参加条件を満たしていないにも関わらず、ミホがカナトに嘘をついて参加をさせていた事実を知った先生は、複雑な心境になってしまう。
韓国の街に飛び出したミホは、買い物をして発散しようとする。しかし、どのクレジットカードも使うことができず、余計に苛立ってしまうミホ。一方、日本にいる夫・信行は、クレジットカードが使えないことに気がついてしまった。
ミホにお金を貸した麗子の娘・葵が、信行の前に現れた。葵から、ミホが50万を借りたまま音信不通になっていることを告げられて、困惑する信行。ミホは韓国に行くために、お金を借りていたのだった。
韓国から帰ってきたミホとカナト。家には信行以外にも、両親や麗子たちの姿があり、すぐに状況を察したミホ……。
借金がみんなにバレて問い詰められるミホ。するとミホは「絶対に払わないんだから!」とキレるのであった。
自分は悪くないと主張するミホ。話が通じない上に反省の色も見られないため、信行は離婚を切り出した。
見どころ
離婚届にサイン
離婚届にサインをしたミホ。まさか離婚になるなんて、信じられない様子。信行は、使い込んだカードの料金やカナトの養育費も払うように要求した。そして、ミホをこの家から追い出すのであった。
ミホの謝罪
ミホは麗子と葵にようやく謝罪した。そして、ミホは父と母とともに実家に帰ることになった。
カナトに謝る信行
部屋から出てきたカナトは、ミホが家を出て行ったことに困惑する。そして信行はカナトを抱きしめ、ただ謝るしかなかった……。
人のお金を使い込んだ挙句、反省も謝罪もしないなんて離婚されて当然ですよね。ただ、カナトにとってはたった一人の大切なお母さん。一生懸命ダンスレッスンをしていたカナトが気の毒です……。