子どもに悪影響すぎる…夫の元嫁が突然家にやってきた話

平凡な毎日を揺るがす想定外の出来事が起きると、生活は一変します。夫がバツイチ・子持ちの場合、なにかと振り回されることが多いようで……。今回は、夫の元嫁が突然家にやってきた話をご紹介いたします。
主人公・奈都子は夫のマサユキと息子の3人で暮らす、ごく平凡な主婦。朝いつものように仕事に行く支度をして、息子のカナトを園に送るために家を出ると、そこには見知らぬ少女が座っていました。
しかし奈都子はすぐに状況を理解します。夫を「パパ」と呼ぶ少女、つまりこの子は夫の前妻・リリとの間の子どもであることを察し、ひとまず心を落ち着かせてカナトを園に送り届けます。
帰宅して事情を聞くと、少女の名前はセナといい、現在小学4年生であることを知った奈都子。セナの母は海外旅行に行ってしまい『春休み中はパパといてね』と言われ、マサユキの住むこのマンションの前で荷物と共に降ろされてしまったといいます……。突然、夫の前妻との子どもを預かることになった奈都子は戸惑いを隠せないまま、共同生活がスタートします。
突然始まった共同生活ですが、カナトはお姉ちゃんができたようで大喜び。セナも小学4年生とは思えないくらいしっかりした子なので、その点が救われていると感じつつも、気疲れするのも事実。マサユキは奈津子へ感謝と労いの言葉をかけ、リリの現状について話し始めます。
リリは夏前に離婚をしており、これまでに結婚と離婚を繰り返してきました。複雑な事情を知った奈都子は、セナを預かることを決意し「うちにいてもらえないかな」と、マサユキに伝えます。ただ、なぜこのタイミングでセナを預けようと思ったのか、リリに対する不信感を抱きつつも、この週末はセナを楽しませてあげようと考えます。
そして週末は、一緒にゲームをしたり本が好きなセナのために図書館に行ったりと、楽しい時間を過ごすことができました。しかし帰り道、突然リリが現れてセナを連れて帰ってしまいます。さらにリリから、セナの荷物を届けるように連絡が来ますが、その住所が近所であることに2人は驚きます。翌日、リリのアパートにセナの荷物を届けに行った2人。しかし、リリのペースに飲まれ、まともに話すこともできず2人は諦めて帰ることにしました。
奈都子は、横暴なリリに対して不信感が募るものの、「男を見る目だけはあるんだと思う」とマサユキに伝えました。リリは自分の好みや価値観をセナに押し付ける傾向があったものの、その時々の父親はセナの気持ちを尊重してくれるまともな人だったのではないか、と分析します。そのため、「まともな人を選ぶということは、リリは男を見る目がある」という結論に至ったと奈都子は語り、その話を聞いたマサユキは複雑な心境に陥ります。
セナが帰ってから1週間たったある日、SNSでリリと思われる人物からフォローリクエストが届きます。何度もリクエストを取り下げては申請してくるため、そのしつこさに恐怖を感じつつも、忙しかったこともあり奈都子は無視していました。
仕事終えてカナトを迎えに行って帰宅すると、ポストに「あなたの旦那さん浮気してますよ」と手書きのメッセージが届いていて、奈都子はゾッとします。マサユキに見せると「これ、リリだ……」とリリの仕業だと察します。
奈都子は、犯人はリリであろうと察しつつも、マサユキの浮気も疑ってしまいます。その週末、マサユキはリリの家に向かうことにしました。マサユキは奈都子への嫌がらせの手紙やSNSのフォロー申請などをやめるように警告します。とぼけるリリに「これ以上続くなら通報する」と言うと、開き直って家の中に入ってしまいました。そして次の日、突然家にセナが訪れます。一人で訪れたセナは「この前はごめんなさい」と、お礼も言えずに突然の別れになったことを謝ります。さらにセナは、リリからお年玉を預かってきており、カナトに渡すように言われたと話します。いきなりお年玉をもらって、奈都子もマサユキもぼう然としてしまいました。気を取り直して、奈都子はセナに「夕方まで一緒に過ごさない?」と提案します。リリの居場所を聞くと、名古屋までライブの遠征に行っているようで、終電まで帰ってこないとのこと。あいかわらず自分勝手なリリにあきれつつ、その日はセナを家に泊まらせることにしました。
翌週、家族で出かけようとすると、マンションのエントランスにリリの姿が……。
元嫁の理解不能な提案




一緒に出かけようとする
突然マンションに現れて嫌味を言ってきたかと思えば、家族のお出かけに乱入しようとしたリリに、警戒心を強める奈都子なのでした。子どもの前で変なことを言ったり、悪影響になることをしたりと、振り回すのは勘弁してほしいですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。