「こんな可能性をまったく考えなかったわけじゃないしね」夫の前妻との子どもを預かる決意をした話

平凡な毎日を揺るがす想定外の出来事が起きると、生活は一変します。夫がバツイチ・子持ちの場合、なにかと振り回されることが多いようで……。今回は、夫の前妻との子どもを預かる決意をした話をご紹介いたします。

主人公・奈都子は夫のマサユキと息子の3人で暮らす、ごく平凡な主婦。朝いつものように仕事に行く支度をして、息子のカナトを園に送るために家を出ると、そこには見知らぬ少女が座っていました。
しかし奈都子はすぐに状況を理解します。夫を「パパ」と呼ぶ少女、つまりこの子は夫の前妻・リリとの間の子どもであることを察し、ひとまず心を落ち着かせてカナトを園に送り届けます。
帰宅して事情を聞くと、少女の名前はセナといい、現在小学4年生であることを知った奈都子。セナの母は海外旅行に行ってしまい『春休み中はパパといてね』と言われ、マサユキの住むこのマンションの前で荷物と共に降ろされてしまったといいます……。突然、夫の前妻との子どもを預かることになった奈都子は戸惑いを隠せないまま、共同生活がスタートします。 突然始まった共同生活ですが、カナトはお姉ちゃんができたようで大喜び。セナも小学4年生とは思えないくらいしっかりした子なので、その点が救われていると感じつつも、気疲れするのも事実。マサユキは奈津子へ感謝と労いの言葉をかけ、リリの現状について話し始めます……。

リリの離婚歴

前妻との子を預かる決心をした

リリはマサユキと離婚してからも、結婚と離婚を繰り返していました。そして現在リリは、夏前に夫と離婚してフリーになったようです。リリの母は足が悪いためセナを預けるのも気が引けると悩むマサユキに、「うちにいてもらえないかな」と声をかけた奈津子は立派ですよね。血のつながりがあろうとなかろうと、子どもを大切に思う気持ちが一番なのではないでしょうか。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。