彼氏と女友達と3人でお泊まりしたら…男女の友情を信じない理由【みんなでお泊り】
仲の良いカップルに、親友の女友達が加わる。一見、理想的な関係に見えますが、そこには思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれません。今回は、そんな男女3人の関係にスポットを当てた「彼氏と女友達と3人でお泊まりしたら…男女の友情を信じない理由」の中から終電を逃した女友達が泊っていったときの話をご紹介いたします。
あらすじ
大学時代から付き合い始めた真由と柊一、そして二人の共通の友人である雫は、卒業後も変わらず仲の良い関係を続けていました。真由は時に柊一と雫の親密さに不安を感じることもありましたが、二人が自分たちの関係を応援してくれていると信じていました。そんなある日、3人で真由の家で宅飲みをすることになり、話は尽きることなく深夜まで盛り上がります。終電を逃してしまった雫は、真由の提案でそのまま泊まっていくことに。柊一もいるものの、真由は友達だからと何の心配もせずに3人での宿泊を決めます。リビングに布団を敷き、まるで合宿のような雰囲気に盛り上がる3人でしたが、このお泊まりが、これまで築き上げてきた関係にひびを入れるきっかけとなるのでした。
見どころ
変わらない関係性に見えるけれど
真由、柊一、雫の3人は、まるで学生時代と変わらないような賑やかさで宅飲みを楽しんでいます。雫が過去の二人の写真を持ち出し、付き合うまでのエピソードをからかう場面は、長年の友情と信頼関係が伺えます。真由も柊一も、そんな雫とのやり取りに照れくさそうな笑顔を見せており、一見すると非常に健全で親密な関係に見えます。しかし、この和やかな光景の中に、真由が抱えるかすかな不安が隠されているようにも感じられます。
心配することないよね?
真由は、柊一と雫の仲の良さに「たまにもやっとしちゃう」と心の中でつぶやきながらも、「こんなに私たちを応援してくれる雫なんだから」「心配することなんてないよね」と自分に言い聞かせます。写真の中の自分と柊一を見つめる真由の表情は、どこか複雑な心境を映し出しているようです。
楽しくて時間も忘れて
お酒と懐かしい話で盛り上がり、気づけば終電を逃していた雫。雨も降っていることから、真由は雫に泊まっていくことを提案します。柊一もいるため、雫は戸惑いを見せますが、真由は「友達なんだし、私もいるし」と気にすることなく、3人での宿泊を促します。リビングに敷かれた大きな布団を見て、「合宿みたい!」とテンションが上がる雫と柊一の様子は、無邪気で楽しげです。この無邪気さが、真由の心に小さなさざ波を立てていくことになります。
▽男女が3人で同じ空間に泊まるという状況は、親密な関係だからこそ成り立つものですよね。