彼氏と女友達と3人でお泊まりしたら…男女の友情を信じない理由【友情と恋】

男女の友情が成立するかについては諸説ありますが、彼氏と女友達が共通の友人で、仲良し！　というパターンはあるのではないでしょうか。ですが平穏に見えていても、それは表面上だけかもしれません。大学時代に付き合うことになった真由と柊一。女友達の雫も2人を応援してくれますが、真由は柊一と雫の仲にたまにもやっとしてしまい……。真由は時折、柊一と雫の親密な関係に、言葉にできないもやもやとした感情を抱いてしまいます。今回は、「彼氏と女友達とお泊まりをしたら、関係が変わってしまった話」の中から友情と恋の話をご紹介いたします。

あらすじ

大学のオリエンテーションで行われるバーベキューで、真由の彼氏である柊一は、真由とは別の係になってしまいます。しかも、その係に誘ったのは、真由の女友達である雫でした。雫は柊一が地元出身であることを理由に、買い出し係に誘ったと説明し、柊一もそれに同意します。真由は一応納得するものの、心の中には不安が残ります。真由の気持ちを察した柊一は、真由が雫を優先したことに不満を感じているのではないかと尋ねます。真由は否定しますが、柊一が他の異性と親しくしていることにやはり抵抗があることを伝えます。すると柊一は、真由を抱きしめ、雫はあくまで友達であり、好きなのは真由だけだと断言するのでした。

見どころ

柊一への募る不安

柊一が雫に誘われて、自分とは違う買い出し係になったと知った真由は、表面上は納得したものの、心の中ではもやもやとした感情を抱いています。恋人が親しい友人とはいえ、異性と二人きりで行動することに、漠然とした不安を感じるのは無理もないことです。真由の表情からは、その複雑な心境が読み取れます。

柊一の真摯な言葉

真由の不安を察した柊一は、彼女を抱きしめ、雫への気持ちは友情であり、真由への気持ちは恋であると、はっきりと伝えます。このストレートな愛情表現は、真由の心に安堵をもたらし、二人の絆を再確認させる重要な場面です。言葉で明確に伝えることの大切さが描かれています。

彼女を安心させる行動

柊一の言葉を受け、安心した真由は、彼に腕を回します。彼女が柊一の言葉を信じ、二人の関係が揺るぎないものであると再確認できたことを示しています。不安を抱える彼女に対し、言葉だけでなく行動で示す柊一の姿勢は、恋人への配慮と愛情の深さを感じさせます。

▽ここまではっきりと「友達」と言って、彼女を安心させてくれる彼氏は、とても魅力的ですね。恋人として不安を覚えるのは当然の感情ですが、その不安を払拭するために真摯に向き合ってくれる姿勢は、関係を深める上で非常に重要です。