能ある鷹は爪を隠す! 嫌味なママ友を黙らせた理由がすごかった【なんでも自慢話にする人】
誰もが一度は出会ったことがあるのではないでしょうか、マウントや嫌味ばかりを言ってくる人。そんな人がママ友だったら、どう対応すればいいのでしょう? 今回は能ある鷹は爪を隠す! 嫌味なママ友を黙らせた理由がすごかった話の中からまずはなんでも自慢話に変えてしまうママ友をご紹介いたします。
あらすじ
しずかの娘が通う幼稚園のママ友グループに、外村さんという女性がいます。彼女はことあるごとに自分の夫の職業や経済状況、自身のキャリアなどをひけらかし、他のママ友たちは辟易していました。そんな外村さんの態度に、他のママ友がひそひそと陰口をたたく中、中野さんだけは「ランチが嬉しかったんだよ」「それはすごいねぇ」と、穏やかに相槌を打ちます。ある日、公園で子どもたちが遊ぶ様子を見守る中で、外村さんの自慢話が始まりました。自分の夫の会社が経営するホテルのランチをサービスで食べた話から、結婚前の有名企業勤務、そして役員の夫とのスピード婚と、自慢話は尽きることがありません。周りのママ友が適当に相槌を打つ中、外村さんは中野さんに「結婚前は何の仕事をしていたの?」と尋ねます。中野さんが「休職中」であることを明かし、学生時代からの夫との関係や、育児に専念したいという思いを語ると、外村さんはそれを「大変だったんだね」と憐れむように返します。そして、またしても「やっぱり結婚するなら仕事もできる夫がいい」と、自慢話へとすり替えていくのでした。
見どころ
優しすぎる相槌に隠された真意
他のママ友が外村さんの嫌味にうんざりしている中で、中野さんだけは「まぁまぁ」「きっとランチがとっても嬉しかったんだよ」と、やわらかな言葉で外村さんを肯定します。この一見すると優しすぎるほどの相槌が、外村さんの自慢話をさらに引き出し、結果的に彼女の本性を露わにするのです。中野さんのこの態度は、ただ単に優しいだけではない、深慮遠謀を感じさせます。
嫌味の裏にある承認欲求
外村さんの「私、結婚前は有名企業勤めだったの」「結構仕事もできるって評価されてたのよ」といった自慢は、常に他者からの承認を求めている心理が透けて見えます。彼女は自分の過去のキャリアや夫のステータスを語ることで、周囲から認められたい、羨ましがられたいという強い願望を持っているようです。しかし、その表現方法が嫌味やマウントになってしまうため、かえって周囲に煙たがられてしまっているのが皮肉なところです。
相手の話を自分の話にすり替える心理
中野さんが自身の休職理由や夫との馴れ初めを語る際も、外村さんはそれを自分の自慢話へとすり替えてしまいます。「学生時代からの仲なのは、楽でいいよね」「私は旦那を捕まえるのに、結構苦労したからぁ」といった発言は、相手の話を聞いているようで、結局は自分がいかに「苦労して良い夫を捕まえたか」を語るための道具にしていることがわかります。この行動は、彼女が常に優位に立ちたいという心理の表れと言えるでしょう。
▽ 人の話すら、自分の自慢話のネタにするなんて……呆れますね! ここまでくると、一体中野さんがどんな反撃を見せるのか、楽しみになってきます。