卵焼きは朝食しか許されない？　夫に文句を言われた食事のメニュー【朝食みたい？】

仕事と育児、そして家事に奮闘する日々、特に献立を考えたり、限られた時間の中で食事の準備をしたりするのは一苦労ですよね。そんな中で、せっかく作った料理に心ない一言を浴びせられたら、どう感じるでしょう。今回は、そんなモヤモヤとした気持ちを代弁してくれるような話、「夫に文句を言われた食事のメニュー」から、朝食みたいと言われてしまった話をご紹介いたします。

あらすじ

インフルエンザからようやく回復したカスミですが、夫のトモキは朝早くから出勤。献立は狂い、冷蔵庫には賞味期限が迫った食材が残っていました。仕事に出かける前にご飯の予約だけをして家を出たカスミは、久しぶりの仕事で山積みの業務をこなし、気づけばもう夕方。急いで保育園に娘のヒナを迎えに行き、家に着くやいなや夕食の準備に取り掛かります。冷蔵庫の余り物で簡単な卵焼きとウインナーの炒め物などを用意し、夕食後はヒナのお風呂や寝かしつけで大忙し。
ようやく娘が寝たところで夫のトモキが帰宅し、「何でもいいからすぐ出して」と言われたカスミは料理を出しますが、トモキは「卵焼きってこんな朝メシみたいなの出すなよ」と文句を言い放ちます。カスミも思わず言い返しますが、トモキの心ない言葉にさらに傷つくのでした。

見どころ

頑張るママのリアルな日常

インフルエンザから回復したばかりで、仕事も育児も全力投球のカスミの姿が描かれています。冷蔵庫の余り物で何とか夕食を済ませようとする様子や、娘を寝かしつけるまでの慌ただしい時間。この一連の流れは、まさに働く女性が日々直面するであろう現実を映し出しています。

夫の心ない一言

せっかく作った夕食に対し、夫のトモキが放った「卵焼きってこんな朝メシみたいなの出すなよ」「疲れて帰って来てんのに」という言葉。この一言は、カスミのそれまでの努力を全て否定するかのような重い言葉です。何でもいいと言ったはずなのに、文句を言う夫の姿には、思わず憤りを感じてしまうでしょう。

悔しさにじむ妻の心情

夫から「昨日まで家で寝てたじゃん」とバカにしたように言われ、悔しさで何も言い返せないカスミの表情が印象的です。病気で休んでいたとはいえ、休んでいたのはカスミだけではありません。病み上がりで仕事も育児もこなし、家事をこなしたカスミに対し、ねぎらいの言葉一つなく、ただ自分の疲れを主張する夫。この時のカスミの悔しさは、心にも深く突き刺さるのではないでしょうか。

▽ 病み上がりで、仕事も育児も家事も全力でやり切ったカスミの頑張りがひしひしと伝わってきます。それなのに、夫からのねぎらいの言葉どころか、「朝メシみたい」だなんて心ない一言。何でもいいと言ったのだから、黙って食べてくれればいいのに、と思ってしまいますよね。