卵焼きは朝食しか許されない? 夫に文句を言われた食事のメニュー【ウチの姉ちゃんは…】
働く女性にとって、仕事と子育て、そして得意ではない家事の両立は大きな負担です。日々の献立を考え、限られた時間の中で料理をするのは大変なことですよね。そんな中で、せっかく作った料理に心ない一言を言われたら、どんな気持ちになるでしょうか。今回は「夫に文句を言われた食事のメニュー」の話の中から、すぐに姉の自慢話をする夫の話をご紹介いたします。
あらすじ
主人公のカスミは、夫・トモキの姉であるマサキに苦手意識を抱いています。アメリカでバリキャリとして活躍するマサキは、結婚式の初対面からサバサバとした態度で、カスミは萎縮してしまいます。 結婚後、トモキは事あるごとにマサキの自慢話をカスミに聞かせます。クイズ番組、手書きのメモ、初めて作った餃子、さらには女優の話題に至るまで、全てをマサキと比較され、カスミは完璧な義姉と比べられているように感じ、次第に引け目を感じるようになっていきます。そんな中、義母からマサキの一時帰国と食事会の誘いがあり、カスミは憂鬱な気分になります。
見どころ
ウチの姉ちゃんは…
トモキの義姉自慢は多岐にわたります。テレビのクイズ番組を見ながら「姉ちゃんはこういう問題、すごく得意でさ」と得意げに語ったり、カスミの手書きメモを見ては「カスミの字ってほんと子どもっぽいよね」と指摘し、「姉ちゃんは字もめっちゃキレイでさ、書道の師範免許持ってるんだ」と得意げに話します。さらには、料理が苦手なカスミが初めて餃子を作った時でさえ、「ウチの姉ちゃん、餃子も皮から作るんだぜ」「料理もプロ級なんだ」と、全く悪気なく義姉のすごさを語るのです。
止まらない姉自慢
誰かのことを褒めようものなら、それさえも姉自慢にすり替わるトモキの言動には驚かされます。カスミが「この女優さんすごいよね。美人でスタイルよくて英語もペラペラって」と褒めると、トモキは「ウチの姉ちゃんの方が英語うまいよ」と即座に反論。さらには、義姉が留学前から英語の成績が良かったことや、義姉の夫ニックが一目惚れして「女神だと思った」とまで言ったこと、そして日本に戻ってきた義姉を追いかけてきて結婚に至った経緯まで、詳細に語り続けます。
会う前から憂鬱な気分に…
常に完璧な義姉と比べられているように感じ、勝手に引け目を感じていたカスミ。そんなカスミに、義母からマサキの一時帰国と食事会の誘いが舞い込みます。義姉に会うことを考えると、ただでさえ憂鬱な気分になってしまうカスミの心情が描かれており、この先の展開が気になります。
▽夫のきょうだいと妻の関係は、結婚生活において重要な要素です。きょうだい仲が良いのは素敵なことですが、その度に自分の妻と比較されたり、きょうだいの自慢ばかりをされたりするのは、妻としては複雑な気持ちになるものです。常に完璧な義姉と比較され、義姉との食事会を前に憂鬱な気分になっているカスミが、この状況をどのように乗り越えていくのか注目です。