親だって人間ですから! 反抗期の子どもに反撃してみた話【苦戦する類】
子どもが成長すれば、いつか訪れるのが反抗期。程度はさまざまですが、反抗期が酷い子だと、親は苦労しますよね。るりの息子・類は中学2年生。反抗期の真っ最中で、勝手な言動ばかりです。そんな類の身勝手に対して、るりは「自分のことは自分でしてみるように」と提案しました。今回は「反抗期で親に酷い態度を繰り返す子どもに反撃した話」の中から自分の家事全てを自分で行うも苦戦する息子の話をご紹介いたします。
あらすじ
中学2年生の息子・類が反抗期まっただ中で、母親のるりに対して心ない言葉をぶつける日々。そんな態度に耐えかねたるりは、「自分のことは自分でやってみるように」と類に提案します。第16話では、親に頼らず生活することになった類が、さまざまな苦労を経験する様子が描かれます。
見どころ
自分でやることの多さに直面する類
これまで当たり前のようにるりがこなしてくれていた家事の数々。類は「自分のことは自分でやる」と宣言したものの、洗濯物をただ洗って干しただけではシワシワになってしまうことを初めて知ります。毎日着るワイシャツがくしゃくしゃになったまま登校する類を見て、るりは「いつまでもつかな?」と静かに見守ります。これまでるりがどれほどの手間をかけてくれていたのか、類は少しずつ知ることになります。
お風呂も自分で用意!当たり前がなくなる日常
その日の夜、帰宅した類はいつものように風呂に入ろうとしますが、湯船にはお湯がありません。るりと父親はすでに入浴を済ませていたからです。怒鳴り込んでくる類に対し、るりは「自分でやるんでしょ?」「お風呂の用意も自分でやるものじゃないの?」と冷静に言い放ちます。当たり前のように用意されていたお風呂も、自分で準備しなければならないという現実を突きつけられ、類は悔しさをにじませながらシャワーだけで済ませるのでした。
シーツの交換も自分でやるのがルールに
お風呂に続き、さらに類を困らせたのがシーツです。替えのシーツを探すも、いつも週末にまとめて洗濯しているため、ストックがないことをるりから告げられます。「自分でやるなら、週末になったら自分で洗いなよ」というるりの言葉に、類は何も言い返せません。当たり前だと思っていた日常が崩れていく中で、類は自分の言動を振り返るきっかけを掴んでいくのです。
▽これまで親が当たり前のようにしてくれていた家事の数々。それをすべて自分でこなすことになり、類は生活の苦労を少しずつ実感しているようです。子どものためを思ってのるりの行動は、類に大切なことを気づかせるきっかけとなるでしょう。