親だって人間ですから! 反抗期の子どもに反撃してみた話【そういうのは赤ちゃん!】
母親として日々家事に育児に奮闘している女性にとって、子どもの反抗期は頭を悩ませる問題の一つでしょう。今回ご紹介するのは、中学2年生の息子・類(るい)の反抗期に直面する母親・るりの奮闘を描いた話です。るりの息子は反抗期の真っただ中で、母親に対して横柄な態度を取り、毒親呼ばわりするなどやりたい放題。夫の誠也が注意しても一時的な効果しかなく、るりのストレスは募るばかりです。今回は、そんな反抗期の息子に母親が反撃する話をご紹介いたします。
あらすじ
夫に叱られて少しはおとなしくなったかと思われた類でしたが、ある朝、るりは類の横暴な態度に怒りを爆発させます。「俺のユニフォームは?」と尋ねる類に、るりが「洗濯に出していなかったから洗っていない」と答えると、類は「ハァ!? 使ってあったのはわかるだろ!? 回収して洗えよ!」と心ない言葉を浴びせます。この類の態度に、るりの中で何かがプツンと切れました。
見どころ
なにその横暴…!
類の横柄な態度に、るりの中でついに何かがキレてしまいます。震えながらも「なにその横暴…! 洗ってもらってるくせに!」と絞り出すように言い放つるり。母親の反撃に、類は「は?」と変な声を出し、動揺を隠せない様子です。これまで一方的に言われっぱなしだったるりが、ついに類の態度に対して反撃の狼煙を上げた瞬間は、胸がすく思いがするでしょう。
洗うのは母さんがやるべきことじゃん!
るりの反撃に対し、類は「なにが悪いんだ! 洗うのは母さんがやるべきことじゃん!」と、さらに反論します。るりは毅然とした態度で「やってもらってるんだから、そんな態度はやめなさい!」と言い返しますが、類は引く気配を見せません。この親子の真っ向からの衝突は、反抗期の子どもを持つ親であれば誰しもが経験するかもしれない、リアルな状況を描き出しています。
そういうのは赤ちゃん!!
類の「俺の必要なものは用意してくれないじゃん! ユニフォームだって洗ってないし!」という言い訳に対し、るりの怒りは頂点に達します。「なにからなにまで、すべて察してお世話しろっていうの!? 赤ちゃんか!!」と不快感を露わにするるりの言葉に、類はショックを受けます。さらにるりは「全部察してやってもらいたいなんて、なにが違うの!?」と追い打ちをかけ、自分の行動を省みない類を一喝。母親の真剣な言葉は、反抗期の子どもに深く突き刺さることでしょう。
▽親として子どもに愛情を注いでも、それが当たり前だと思われてしまうのは悲しいことです。るりのように真正面からぶつかるのは勇気がいることですが、時には必要なことなのかもしれません。