親だって人間ですから! 反抗期の子どもに反撃してみた話【横暴な要求】
親と子の関係は、子どもの成長とともに変化していくもの。特に思春期に差し掛かると、いわゆる「反抗期」に悩まされる親も少なくありません。今回は、中学2年生の息子・類(るい)の反抗期に直面する母親・るりさんのお話です。何を言っても反発され、時には「毒親」とまで言われる始末。夫の誠也(せいや)が類を𠮟りつけますが、一筋縄ではいかず……。今回は「反抗期で親に酷い態度を繰り返す子どもに反撃した話」の中から息子の横暴な要求についての話をご紹介いたします。
あらすじ
夫の誠也が、母であるるりを「毒親」呼ばわりした息子・類を𠮟りつけます。しかし、類は誠也の言葉にも耳を傾けず、反抗的な態度でその場を去ってしまいます。誠也は落ち込みますが、るりはそんな夫の態度に勇気づけられます。類の問題行動はすぐに解決しないものの、誠也が味方になってくれたことにるりは救われた気持ちになるのでした。その日の夜、類はいつもより大人しく、るりは少しだけ効果があったかと安堵します。しかし数日後、類の態度は何一つ変わっていませんでした。ある朝、類は「ユニフォームがない」とるりに横暴な要求を突きつけます。
見どころ
夫の言葉に救われるるり
るりは、夫の誠也が類を𠮟ってくれたことに深い安堵を覚えます。類の問題がすぐに解決しなくとも、夫が味方になってくれたこと、そして「きっぱり言ってくれて、ありがとう」と感謝を伝えるるりの姿からは、彼女が一人で抱え込んでいた育児の重圧が伝わってきます。誠也の支えが、るりの心をどれほど軽くしたかが描かれているシーンです。
夫婦の絆
類を𠮟ったものの、手応えを感じられず落ち込む誠也に対し、るりは「類はまだ中学生なんだし」「気長に付き合うよ」と優しく語りかけます。るりの言葉に誠也は「本当に立派な母親だと思うよ」と感銘を受け、夫婦の絆がより一層深まる瞬間です。問題解決への道のりは長くとも、夫婦で支え合うことの大切さが伝わります。
変わらない息子の態度
誠也に𠮟られた後、一度は大人しくなったかのように見えた類でしたが、数日後にはその態度は元通りに。朝から「俺のユニフォームは?」と横柄な態度でるりに要求し、洗濯に出していなかったことを伝えると「回収して洗えよ!」と逆ギレします。
▽どれだけ𠮟られても、自分の要求ばかりを突きつける類の態度には、ただただ驚かされます。親の気持ちを一切考えない、あまりにも横暴な言動の数々に、るりの心がこれ以上すり減ってしまわないかと心配になりますね。