親だって人間ですから! 反抗期の子どもに反撃してみた話【心強い味方】
子どもが成長すれば、いつか訪れるのが反抗期。程度はさまざまですが、反抗期が酷い子だと、親は苦労しますよね。るりの息子・類は中学2年生。反抗期の真っ最中です。勝手な言動ばかりする類は、ある夜の夕食どき、ささいなことに不満を感じて、るりを「毒親」と罵ってきます。今回は「反抗期で親に酷い態度を繰り返す子どもに反撃した話」の中から妻の味方をしてくれる心強い夫の話をご紹介いたします。
あらすじ
反抗期の息子・類に「毒親」と言われ、大きなショックを受けた、るり。夫の誠也が帰宅する頃には落ち着きを取り戻しますが、まだ動揺が残っています。誠也はその様子に気づき、るりを優しく気遣います。るりは誠也に今日の出来事をすべて打ち明け、誠也はるりを傷つけた類の発言に怒りを露わにします。そして、るりを抱きしめ、「るりはいいママだよ」と優しく肯定するのでした。翌朝、類は遊びに出かけようとしますが、誠也が真剣な顔で呼び止めます。
見どころ
夫の優しさに救われるるり
「るり、なんかあった?」と、るりの異変に気づいた誠也が優しく問いかけるシーンです。最初はごまかそうとするるりですが、誠也の心配する眼差しに、類に言われた辛い言葉を打ち明けます。夫が自分の気持ちに寄り添ってくれることで、るりの心の傷が少しずつ癒されていく様子が伝わってきます。夫婦間の信頼関係が深く、お互いを思いやる気持ちが溢れている場面です。
誠也の怒りとるりへの愛情
類の「毒親」という言葉に、誠也が「なんて言い方するんだ…」と顔を歪めて怒りを見せる場面は、るりへの深い愛情と子の言動への毅然とした態度が表れています。またそれを決して見過ごさない誠也の姿勢は、るりにとって何よりの心の支えになったことでしょう。「俺から注意するよ」という言葉に、るりが安心して涙ぐむ姿が印象的です。
夫の温かい肯定に涙するるり
誠也が「るりはいいママだよ」「頑張ってる、立派なママだよ」と、るりを抱きしめながら肯定するシーンは、類に「毒親」と言われ、自信を失いかけていたるりの心が、誠也の温かい言葉によって救われていくのがわかります。夫からの全面的な肯定と愛情が、るりの心を深く癒し、涙が止まらなくなるほど安心した様子が描かれています。
▽誠也はるりのことをちゃんと見ていて、わかってくれるのですね。心強いです。翌日、誠也が類にどのような話をするのか、そして反抗期の類がそれを受け止めるのか、親子の関係がどう変化していくのか、この先の展開に期待が高まります。