親だって人間ですから! 反抗期の子どもに反撃してみた話【夫との話し合い】
子供の成長は親にとって喜ばしいものですが、同時に悩みの種が生まれることもありますよね。特に思春期に差し掛かる子供の反抗期は、多くの親が頭を抱える問題ではないでしょうか。今回は、そんな反抗期の息子に頭を悩ませる母親るりの話、「親だって人間ですから! 反抗期の子どもに反撃してみた話」の中から息子とのことを夫と話し合った話をご紹介いたします。
あらすじ
中学2年生の息子・類は、現在反抗期の真っ只中。毎朝、るりが作った朝食を食べずに家を出るなど、その態度はひどくなる一方でした。ある日、るりが作った朝食をまたも食べずに類が家を出た後、夫の誠也がキッチンにやってきます。類が朝食を食べなかったことを知り、誠也もまた息子の態度を心配していました。誠也は類が残した朝食を食べながら、るりと共に最近の類の様子について話し合います。るりは類が家出をしてしまうのではないかと不安を口にし、誠也もまたどうすべきか頭を悩ませます。最終的に、誠也は自身の母親に相談してみようかと提案し、るりもそれに賛同するのでした。
見どころ
夫との会話で深まる親の悩み
類の反抗期について、夫の誠也と話し合うるり。誠也もまた類の態度を心配し、「頑張ってるるりの気持ちを無にすることじゃないか」とるりを気遣います。しかし、るりは「家出でもされたら、もっと困るなって心配で…」と、類を強く叱ることに躊躇します。親として、子供の成長を願う一方で、その言動に二人は深く悩みます。
夫の協力的な姿勢
類への対応に頭を悩ませる誠也は、「俺はどうだったんだろう」「今度、実家の母さんに相談でもしてみようかな」と提案します。るりも「いいね」「お義母さんの意見も参考になるかも」とそれに賛同し、夫婦で問題解決に取り組む姿勢が見られます。夫婦で協力し、互いを支え合う姿は、物語に温かさをもたらしています。一人で抱え込まず、夫婦で問題を共有することの大切さを感じさせてくれますね。
母親の憂鬱な胸の内
夫を送り出し、自身の出勤準備をするるり。「はぁ…」「どうしてうまくいかないんだろう」「私と誠也の気持ち、まったく伝わってないんだよね」と、鏡を覗き込みながら憂鬱な表情を浮かべます。反抗期の子供を持つ親が抱える、言葉では言い表せない複雑な感情がリアルですね。
▽夫の誠也が協力的で、るりも一人で抱え込まずにいられるのは幸いですね。しかし、反抗期の息子・類との溝はまだ深く、るりの心は晴れない様子。親として、子供との関係に悩み、葛藤する姿が繊細に描かれており、多くの親世代に響く話だと感じました。