共働き希望…だけど家事は女の仕事? 失礼な婚活男に言い返した話【なにやら雲行きが…】
婚活をしていると、さまざまなタイプの人に出会います。真剣に結婚を考えている人もいれば、そうでない人も。そして、現代社会において、いまだに男女の役割に旧来の価値観を持つ人も少なくありません。今回は、婚活で出会った男性の言葉に、主人が違和感を感じた話をご紹介いたします。
あらすじ
結婚相談所で出会った3人目の男性・タカヒロとお見合いをしたサオリ。穏やかで感じの良いタカヒロに好印象を抱き、2人は仮交際へと進みます。初デートはタカヒロおすすめのイタリアンでランチ。会話も弾み、順調な滑り出しに見えました。しかし、洋服の話題からタカヒロの金銭感覚が垣間見え、サオリは少しだけ違和感を覚えます。さらにカフェに移動し、タカヒロは「結婚したら専業主婦になりたいか」と単刀直入に質問。共働きを望むサオリに安堵するタカヒロでしたが、その言葉の端々から、彼の意外な本音が見え隠れし始めます。
見どころ
結婚相手に求めるものは?
初デートで順調に会話を進めていたサオリとタカヒロ。洋服の話題になった際、サオリが「洋服は好きなので結構買う」と答えると、タカヒロの表情が曇ります。慌ててファストファッションをメインに買っていると説明すると、タカヒロは安堵の表情を浮かべました。このやり取りから、タカヒロが結婚相手の金銭感覚をかなり気にしている様子がうかがえます。小さな会話から、相手の価値観が見えてくる瞬間にハッとさせられます。
突然の核心質問
デートの途中、タカヒロは突然「結婚したら専業主婦になりたいか」とサオリに問いかけます。正直、面食らうサオリでしたが、タカヒロは「早いうちに確認しておいた方がいいと思って」と続けます。婚活において、結婚後の働き方に関する価値観のすり合わせは非常に重要です。しかし、初デートでこの質問を投げかけるタカヒロの積極性に、彼の結婚への真剣さと、ある種の焦りのようなものも感じられます。
モヤッとする発言
サオリが結婚後も仕事を続けたいと伝えると、タカヒロは「僕も共働きがベストだと思ってて」と同意します。しかし、「そうすればお互い好きな物も買えますし」「やっぱり妻となる人にも自立していてほしいですから」と続いたタカヒロの言葉に、サオリはわずかながらモヤモヤとした感情を抱きます。彼の言う「自立」には、どこか男性目線からの押し付けがましさが含まれているように感じられ、サオリの心に小さな引っかかりを残します。
▽結婚を前提とした出会いでは、相手の価値観や考え方を早期に知ることが大切です。しかし、そうした真剣なやり取りの中で、相手の本性が垣間見えることもあります。タカヒロの言葉の端々に表れる本音に、サオリのモヤッと感、気のせいだといいですね……。