育休中の夫「俺が悪かったです!」妻の不満を理解した瞬間とは?【疲れ切った朝】
育児に積極的に関わってくれる夫は素晴らしいものですが、たとえ育休を取得したとしても、夫婦間の育児分担のバランスが崩れることは少なくありません。今回は、育児休暇中の夫が、妻の抱える不満と負担を身をもって知る話をご紹介いたします。
あらすじ
育児休暇を取得した夫の和樹は、妻の葉子と協力しながら育児に励んでいました。しかし、育児の負担が葉子に偏っていることに気づいた和樹は、夜間の授乳を自分が担当することを決意します。慣れない夜間の授乳に悪戦苦闘し、なかなかうまくいきません。この経験を通して、和樹は葉子のこれまでの苦労と偉大さを痛感することになります。
見どころ
疲れ切った朝と妻の元気な様子
夜通しの授乳に奮闘し、ようやく朝を迎えた和樹は、双葉を抱きながらすっかり疲弊しています。そこへ爽やかな表情で起きてきた葉子の「おはよう!」という元気な声に、和樹は「おはよう…」と力なく答えます。対照的な二人の様子が、和樹がどれほど大変な夜を過ごしたのかを物語っています。
妻からの思わぬ問いかけ
疲れ果て、一刻も早く眠りたい和樹は、葉子に双葉を渡し「とりあえず俺、寝ていい?」と尋ねます。しかし、葉子からは「なに言ってるの?今から朝ご飯を作るんでしょ」と予想外の言葉が返ってきます。和樹が「自分で作ればいいじゃん」と言うと、葉子はため息をつきながら、以前和樹が自分に投げかけた言葉を思い出させます。このやり取りは、和樹が葉子の立場に初めて立った瞬間であり、身をもって自身の勝手さを感じさせてくれるものでしょう。
妻の苦労を理解した夫の気づき
葉子の言葉を受け、和樹はハッとして、自分が夜通し眠っていた間に葉子がどれほどの苦労をしていたのかを思い出します。一晩の育児でさえ大変だったにもかかわらず、葉子が毎晩それをこなし、さらに食事まで作ってくれていたことに、和樹は大きな衝撃を受けます。
▽授乳に加えて食事の支度まで、これまですべて葉子に頼りきっていたことに、和樹はこの一晩の経験を通してようやく気づいたようですね。自分の行動を深く反省し、葉子の苦労を理解した和樹の成長は、夫婦の絆をさらに深めるきっかけとなるのではないでしょうか。