育休中の夫「俺が悪かったです!」妻の不満を理解した瞬間とは?【授乳のために】
夫婦で育児に取り組んでいても、知らず知らずのうちにどちらかの負担が大きくなってしまうことはありますよね。今回は、「育休中の夫「俺が悪かったです!」妻の不満を理解した瞬間とは?」の中から授乳のために妻を起こしてしまう夫の話をご紹介いたします。
あらすじ
育児休業中の夫・和樹は、朝から不機嫌な妻・葉子に戸惑いを覚えます。葉子に「疲れているから寝る」と言われ、和樹は不満を感じながらも、自分で朝食を用意。しかし、食事中に娘の双葉が泣き出し、和樹は授乳のために葉子を起こすことに。葉子は盛大に不満そうな顔を見せます。
見どころ
妻の不満への夫の認識
葉子の不機嫌な態度に対し、和樹は「疲れたからって、俺に八つ当たりするなよな」と心の中でつぶやきます。この時点では、葉子の不満の根源が自身の行動にあるとは考えていません。和樹はあくまで葉子の個人的な感情と捉えており、夫婦間の育児分担における認識のズレが浮き彫りになっています。
和樹の育児への「やっているつもり」
和樹は自分で朝食を作りながら、「疲れ切った妻を見ても、なお俺は自分はちゃんと育児をしていると思っていました」と語ります。食事を用意したことに満足し、葉子も食べれば機嫌が直るだろうと考えている様子からは、育児を「やっているつもり」になっている和樹の姿が見て取れます。この「つもり」が、葉子の抱える不満に気づけない原因となっているのです。
授乳は妻任せという認識
双葉が泣き出し、授乳が必要だと判断した和樹は、寝ている葉子を起こすことを躊躇しながらも「授乳は俺にはどうにもできないよ」と考えます。これは、授乳が妻の役割であるという認識が和樹の中に強くあることを示しています。夫が育休中であっても、特定の育児タスクが妻に偏っている状況が、葉子の疲労と不満に繋がっている場面です。
▽育児休業中でありながらも、妻の不満の原因に気づけていない夫の様子が描かれています。授乳のために寝ている妻を起こすシーンは、夫婦間のすれ違いを象徴しているかのようですね。