美人になっても、幸せになれず、なにもかも失った話【そんなつもりなかった!】
美しさに固執するアヤナが、自身の容姿を笠に着て、地道な努力を続けるトモエを蔑む日々を送っていました。しかし、インターンシップ先で評価されるトモエへの嫉妬心から、アヤナはトモエとハイスペックな男性社員のツーショット写真を無断でSNSに投稿し、炎上させてしまいます。今回は、「美人になっても、幸せになれず、なにもかも失った話」の中からSNSで投稿したことが原因でインターン先にまで謝罪にいった話をご紹介いたします。
あらすじ
SNSに投稿した写真が原因で、インターン先から呼び出しを受けたアヤナ。自分が犯人だとすぐに特定されてしまい、教務課の先生と就職支援担当者から厳しく𠮟責されます。幸いなことに、流出したのは社外秘の重要書類ではなく、アカウントもすぐに削除したため、会社から訴えられることはありませんでした。しかし、インターン先の会社で母親と共に謝罪をするアヤナに、東(あずま)という社員は容赦ない言葉を浴びせます。屈辱と後悔に打ちひしがれるアヤナは、美人になったのに報われない現実に憤りを感じるのでした。
見どころ
特定された犯人像
SNSでの軽率な行動が、まさかここまで早く自分に跳ね返ってくるとは、アヤナも予想していなかったでしょう。日頃から自身の私物をSNSに投稿していたことが、アヤナを犯人だと特定する決定打になってしまいます。自らの行動が引き起こした事態に直面し、言い逃れができない状況に追い込まれるアヤナの姿が描かれています。
母の献身とアヤナの態度
インターン先の会社での謝罪は、アヤナの母親も同席し、頭を下げて必死に謝罪しています。しかし、アヤナは反省の色を見せず、「謝るのは私じゃなくてトモエなのに!」と心の中で毒づきます。自分の過ちを認めず、他者に責任転嫁するアヤナの傲慢さが際立つシーンです。
東(あずま)の容赦ない言葉
インターン先の社員である東は、アヤナの謝罪に対し、「社会人としての常識やマナーを学ぶ気持ちはないのか?」と厳しい言葉を投げかけます。「軽い人間だと思われたくなければ、周りへどれだけ迷惑をかけるかを考えて、これから行動するんだな」という言葉は、アヤナにとって何よりも重い響きを持ったことでしょう。美人になっても、周囲からの評価は容姿だけでは決まらないことを突きつけられた瞬間です。
▽今回の件で、アヤナは社会的評価を大きく落としてしまいました。美人になったことで全てが手に入ると信じていたアヤナにとって、今回の出来事は容姿だけでは幸せになれない現実を突きつけられる結果となりました。