美人になっても、幸せになれず全てを失った話【その男、誰？】

外見至上主義の整形美人であるアヤナは、地味な同級生トモエの存在を自身の引き立て役として利用し、優越感に浸っています。トモエからイケメンの彼氏を奪うだけでなく、あらゆる面でマウントを取り続けるアヤナ。今回はそんな彼女が、予期せぬ人物の登場によって、さらに自己中心的になっていく話をお届けします。

あらすじ

ある日、アヤナがトモエと合流すると、そこには見知らぬ男性の姿がありました。トモエがナンパされているのを助けていたという男性を、アヤナは「地味な眼鏡」と内心見下します。さらに、その男性に「失礼な人」と指摘され、アヤナはプライドを傷つけられます。その後もトモエに対し、自身が持てはやされていることを自慢げに語り、トモエの「彼氏作り」を「協力」すると言い放ちます。しかし、アヤナの思惑とは裏腹に、トモエがその「地味な眼鏡」の男性と高級車に乗っているところを目撃し、アヤナの心にはさらなる嫉妬が渦巻くのでした。

見どころ

突然現れた謎の男性の正体は？

アヤナがトモエに合流した際、そこに立っていたのは見知らぬ男性でした。アヤナは彼を「地味な眼鏡」と決めつけ、内心では見下しています。しかし、この男性の登場が、アヤナのその後の行動に大きな影響を与えることになります。彼の正体は一体何なのでしょうか。

アヤナの「いい子ちゃん」発言に男性が放った一言

人助けをしていたトモエを「また人助けしてたの？トモエってほんといい子ちゃんだよね」と、嫌味たっぷりに評するアヤナ。男に相手にされないトモエがポイント稼ぎをしていると決めつけ、見下すような発言をします。しかし、このアヤナの態度に対し、男性は「ずいぶん失礼な人なんですね」と一喝。プライドの高いアヤナが、面と向かって批判される姿にドキッとしますね。

豹変するアヤナの感情

トモエが「大事な用があるから」と合コンを断ったことに、「やーっとトモエも自分がブスって自覚したかな～」とほくそ笑むアヤナ。しかし、そんな優越感に浸っていた矢先、高級車に乗り込むトモエと、例の「地味な眼鏡」の男性を目撃します。その瞬間、アヤナの表情は驚きから一転、憎悪と嫉妬に満ちたものへと豹変します。彼女の心の闇が深くなっていってますね。

▽人助けをするトモエを見下し、ナンパされたことを自慢することでしか自身の価値を測れないアヤナ。他者を見下し、自分を優位に置くことでしか幸せを感じられない彼女の姿は、まさに外見至上主義の悲しい末路を表しているかのようです。彼女のこのゆがんだ感情が、今後どのような展開を引き起こすのか、目が離せません。