愛妻家で有名な社長が、地味な女社員と不倫していた!?【彼女の本音】

楽しみにしていた食事をドタキャンされてしまった女社員・小野。宮田が曖昧な返事で電話を切ったその裏では、彼の自宅で壮絶な修羅場が巻き起こっていました。妻・由紀菜を少し懲らしめるつもりだった宮田が目にしたのは、由紀菜の見たこともない姿でした。今回は、その裏で何が起こっていたのか、由紀菜の心の奥底に秘められた「本音」が明らかになる話をご紹介いたします。
あらすじ

宮田がリビングを出ようとした時、由紀菜は彼の服を掴んで引き留め、「私のこと好きなんでしょ?捨てるの?」と問いかけます。半狂乱で身の回りの物を壊し、ついには自傷行為に及ぼうとしますが、宮田が必死に止めに入ります。由紀菜は宮田に抱きつき、「愛されてるか確かめたくて冷たくした」「捨てないで」と本音を懇願。由紀菜の愛情を知った宮田は後悔し、小野との不倫関係に終止符を打つことを決意するのでした。
見どころ
由紀菜の絶望と狂気「捨てるの?」

宮田が寝室へ向かおうとした時、由紀菜は彼の服を掴んで引き留め、「なんで?」「私のこと好きなんでしょ?好きって言ってくれたよね、なのになんで」「私のこと、捨てるの?」と、まるで親に捨てられた子供のようにぶつぶつと問いかけます。絶望と狂気が混じった顔で涙を流しながら笑う由紀菜の姿は、強烈な印象を与えます。このシーンは、彼女が宮田からの愛情にどれほど依存し、失うことを恐れているかを鮮明に描き出しています。
由紀菜の自傷行為と宮田の衝撃

半狂乱になった由紀菜が、愛されないならと花瓶を投げつけ、手近なものを壊していく中で、ついには割れたガラスの破片で自分の腕を切ろうと振りかぶります。宮田は必死の形相で駆け寄り、由紀菜の腕を掴んで止めます。この由紀菜の衝撃的な自傷行為は、彼女の精神状態が極限に達していることを示しており、宮田に自身の行動がどれほど由紀菜を追い詰めていたかを痛感させます。この瞬間、宮田は由紀菜への罪悪感に苛まれることになります。
由紀菜の本音と宮田の決意

由紀菜は、宮田に抱きつき、「愛されてるの、確かめたくて、冷たくしてしまった」「だから置いてかないで」「捨てないで」と、心の奥底に秘めていた本音を懇願します。由紀菜がこれほど自分を愛し、失うことを恐れていたことに気づいた宮田は、「こんなに取り乱すまで、俺を愛してくれてたのに」「最低だ」と後悔に苛まれます。そして、由紀菜を力強く抱きしめながら「終わりにしよう、こんな不誠実なこと。けじめをつけるんだ」と、小野との不倫関係に終止符を打つ固い決意をするのでした。
▽愛妻家であったはずの宮田が、妻の心の叫びにようやく向き合い、不誠実な関係にけじめをつけるという夫婦間の深い溝と、それを取り戻そうとする宮田の覚悟が感じられる話でしたね。