妹が奪いとって投げ出した土地を奪還! オープンしたアトリエが成功し、穏やかな生活を手に入れられた話

家族のお願いにはできるだけ応えたいですよね。でも人の好意を都合よく利用し、ろくにお礼すら言わない人もいるもの。そんな身内から否定ばかりされたら、どんどん自己肯定感が下がってしまうでしょう。今回は妹に奪われた土地を奪還しアトリエをオープンした姉が、穏やかな生活を手に入れられた話をご紹介いたします。
大学卒業後、就職先が決まらず、派遣社員として保険の営業をする主人公・藤崎サヤ(33)。同僚で売れっ子アクセサリー作家・なぎ子と昼食をとりますが、妹・秀美から「ドーナツ買ってきて!」とメッセージが届きました。おねだりが今回だけではない上、支払いすらしないと知ったなぎ子は苦言を呈しました。
実は29歳のときに焦って元夫・吉川草太と結婚し、バツイチになったサヤ。交際前は紳士的だった草太でしたが、結婚した途端モラハラ経済DV男に豹変しました。結婚して2か月で生活費を入れなくなった上、サヤを追い出した草太。仕方なく実家に戻るも母・百合子と秀美から罵倒され、さらに自信を失ったのでした。
経済DVに加え草太の浮気が発覚するも、慰謝料は請求せず離婚したサヤ。あれから4年が経ち、ひとり暮らしの家で趣味の刺繍を満喫しています。週末なぎ子と浅草橋で手芸用品を購入し、カフェへ入りました。そこに秀美から電話が来て、限定くじ10回とガチャガチャのコンプをおねだりされます。
6歳の息子・タカシを利用し有無を言わせない様子に、怒りをあらわにしたなぎ子。さらに以前オモチャを買わなかったサヤが、秀美と百合子から理不尽に怒鳴られていたと知りました。その上オモチャ代を全額負担していたと知ったなぎ子は頭を抱えます。都合よく利用されたとわかっていながら半ば諦めたサヤに活を入れました。そして次の日曜日にイベントがあるなぎ子は、サヤに売り子に誘ったのでした。
その後イベントが大盛況だったなぎ子は、「自分の作品売ってみようって気になった?」と聞いたのでした。翌日、サヤはハンドメイドキーホルダーを会社につけていきます。サヤとなぎ子がエレベーターに乗っていたところ、たまたま乗り合わせた同僚が褒めてくれます。販売の有無を聞かれ、なぎ子がとっさに「もちろん」と答えたのでした。
同僚からキーホルダーを褒められたサヤは、自分の作品を気に入ってもらえた上、お金までいただける現実に感動しました。しかし箱ティッシュをもらいにきた秀美がキーホルダーをバカにします。さらにサヤがハンドメイド作品を販売するつもりだと知り、売れるわけがないと暴言を吐きました。はじめて作品が売れて喜んでいたサヤでしたが、一気に不安になったのでした。
翌日気分が重いサヤを見たなぎ子が声をかけ、そんな無神経な発言は気にする必要ないと励ましてくれました。なぎ子のおかげで少し元気になったサヤは、同僚にキーホルダーを渡します。サヤのキーホルダーに喜び、ほかの作品も見たいと言ってくれた同僚の言葉がうれしかったのでした。
一方サヤのハンドメイド販売が面白くない秀美は自分もクラフトに挑戦しようと考えました。さらにこれまでバイトもろくに続かなかったのに、パン屋をはじめると言い出しました。店を建てるために父親・真司から生前贈与でもらった土地をくれと言われ、驚いたサヤ。秀美も真司から土地をもらい家を建てたのに身勝手だと反論しますが、逆ギレされてしまいます。しかも真司まで秀美の味方だと知りショックを受けたのでした。
1年後、本当にパン屋が立ってしまい、サヤの心にぽっかり穴が開きます。さらに土地を奪った秀美は感謝するどころか、立派な店を建てた自分は親孝行だと言い出しました。刺繍が趣味のサヤを根暗と言い放ち、「私とお姉ちゃんとじゃ格が違うんだよ」と罵倒します。秀美の暴言に自信を失ったサヤでしたが、一番ダメなのは秀美たちを許した自分自身だと考えを改め、変わりたいと決意したのでした。
数日後久しぶりになぎ子と会い、秀美に土地を奪われた話をしました。もともと働きたくなかった秀美が店をオープンしたと知り、サヤへの嫌がらせではないかと考えたなぎ子。早速店の口コミを検索しますが「店員の愛想が悪すぎる」「もう二度と行かない」など、星2つの低評価に驚きました。一方の秀美は大量の廃棄に苛立ち、売れ残りをもったいないと言った百合子に八つ当たりしたのでした。
半月経っても暇な店に苛立った秀美は、初期費用を出してくれた真司に八つ当たりしますが、怒った真司から赤字分を請求すると言われ焦りました。そこに血相を変えた百合子がやってきて、星2つの口コミを伝えます。苛立った秀美はお客さんの悪口だけでなく、帰宅したタカシにも怒りをぶつけたのでした。
ある雨の日サヤが仕事から帰宅すると、マンションの前にびしょ濡れのタカシがいました。しばらく会わない間に乱暴になったタカシは、サヤに食事を要求します。秀美と百合子が電話に出なかったため、念のため秀美の夫・リョウにもメールしました。秀美がご飯を与えなかったと知り、困惑したサヤ。さらに連れ戻しに来た秀美がタカシを怒鳴りつけたのでした。
まだ帰りたくないと言うタカシを擁護したサヤが面白くなく、「結婚失敗して子育てもしたことない分際で説教とかマジウザいんだけど!」と怒鳴りつけました。そんな中、サヤのメールを見て迎えに来たリョウが謝罪したのでした。
翌日リョウからメッセージが届いたサヤは、喫茶店で直接話をします。秀美のパン屋がまったくはやっていない上、リョウにもモラハラをしていたと知りました。秀美に八つ当たりされ荒れてしまったタカシを思い出し、心のケアをお願いしたのでした。
5日後両親から呼び出され、秀美が店に来なくなったと知ったサヤ。そこで自分の土地にパン屋を建てられたことを怒りました。この土地は秀美のものになったのだから、本人に責任を取らせるべきだと主張します。しかし秀美から「お姉ちゃんは喜んで店を建てていいって言ってくれた」と聞いていた真司は困惑します。さらに土地の所有者は変わらずサヤであり、上物もサヤの名義だと告げました。てっきり秀美に乗っ取られたと思っていたサヤはその場に座り込んだのでした。
そこに待ち合わせていたなぎ子がやってきて、店の奪還を提案します。両親の承諾も得たふたりは、店をサヤのアトリエにするために改装しました。なぎ子から作品販売やイベント運営を提案され、まるで夢のようだと思ったのでした。
一方パン屋が失敗に終わり、相変わらずタカシに八つ当たりした秀美。その姿を見たリョウは離婚を切り出しました。さらに真司からも赤字50万円を要求され、真っ青になったのでした。
サヤのアトリエでイベントを開催











アトリエだけで収入を立てられたサヤ
アトリエでイベントを開催し、見事成功したサヤ。半年後には派遣会社を退職し、アトリエの収入だけで生計が立てられるようになったのでした。これまで物理的にも精神的にも秀美から奪われてきたサヤですが、今後は好きなことを自由に楽しんでほしいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。