痴漢された女性に「危機管理能力が低いからでしょう」…居合わせた同僚に引かれた話

TPOに合わせた服装をすることは大事ですよね。でも常識の範囲内の服装をしていたり、好きでおしゃれを楽しんでいたりするだけなのに、なぜか細かくチェックしてくる人もいるよう。今回は痴漢された女性に「危機管理能力が低いからでしょう」と言い放ち、居合わせた同僚に引かれたをご紹介いたします。
大学時代を過ごした主人公・山下直也は新卒で就職し、スーツの着こなしや髪型のセットを徹底的に研究します。その結果、無事社会人デビューを果たしました。
しかし女性の服をチェックしまくる一面があり、オフィスカジュアルの範囲内なのに、少しでも露出しているとイチャモンをつけてきます。そんな直也ですが、マッチングアプリで知り合った池田木乃香と付き合っています。休みが合わず、仕事終わりにデートするふたりですが、今日もモテ清楚コーデを着こなす木乃香に100点をつけます。
はじめて休日デートをすることになった直也は、憧れの芸能人が着ていた服をマネキン買いしました。しかしオフの木乃香が、二の腕の見えるフリンジベストを着てきたことに衝撃を受けます。木乃香からトレンドだと教えてもらうも二の腕が出ていることを怒ったのでした。一方フリンジベストの肌触りや肌のトラブルを指摘されたと思った木乃香は、「直也くんといるときは気をつけるね」と返答します。外での肌見せは男を煽る証拠だと理解してくれたと思い込んだ直也は、一方的に喜んだのでした。
数日後、友達と遊んでいた木乃香と合流し、夕飯を食べに行くことになります。しかしパーカーにワンピースを着た木乃香を見て、パジャマみたいな格好だと激怒します。さらに露出を指摘し、「外で男ひっかけたいの?」と責めた直也。間違いを許してあげるから一緒に服を買いに行こうと言い出します。いままでのオフィスカジュアルを男ウケ狙いだと思われていたと知り、木乃香は別れを切り出したのでした。
木乃香にフラれて2週間が経ち、通勤電車に乗る直也。そこで痴漢を目撃し、被害女性から助けを求められます。しかし浅めのオフショルにもかかわらず女性の服装が不満な直也は、「痴漢されたくなかったら露出をやめたらいい」「自分が悪いのに被害者ヅラして周りを巻き込まないでください」と責めたのでした。
被害女性を責める直也








「危機管理能力低いからでしょう」
被害女性の服装にケチをつけ、周囲から白い目で見られた直也はそそくさとその場を後にしました。日頃から服装チェックをしただけではなく、痴漢された女性まで責めた直也は、服装以前に思いやりがなさすぎますね。居合わせた同僚に引かれて当たり前です。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。