「私は自分の気持ちに素直になっただけ」親友の彼氏を奪った女の身勝手な言い分

親友がずっと好きだった人と付き合ったらうれしいですよね。いまは彼氏はいらないと思っていた人も、あらためて恋愛っていいなと感じるかもしれません。でも想像以上に親友の彼氏が素敵な人で、一目惚れしてしまったら……? 今回は親友の彼氏を奪った女の身勝手な言い分をご紹介いたします。
主人公・立花と志保は、大学時代からの親友です。このたび志保が片思いしていた取引先の男性・三春と付き合うことになり、心から祝福します。3人での食事に誘われ三春に会いますが、想像以上にカッコよくドキドキしてしまいます。
ルックスだけじゃなく、優しくて気遣いのできる三春に好感を持つ立花。話の流れで三春から友人・健人を紹介してもらうことになり、4人でBBQをします。しかし紹介された健人ではなく、三春のことばかり目で追ってしまう立花。この日健人が誕生日と知り、三春に4人でパーティーがしたいと告げたのでした。
SNSのグループから三春の連絡先を知った立花は、こそこそメッセージを送ります。立花と三春が直接やりとりしていると知った志保ですが、「それほどパーティーを楽しみにしているんだ」と捉え、疑わなかったのでした。
パーティー当日に買い出しに行く予定だった3人ですが、体調不良で志保が来られなくなります。三春とふたりきりになった立花は、まるでデートのようだとウキウキします。パーティーの終盤、健人から食事に誘われた立花ですが、完全に三春に気持ちが向いており、「好きな人がいる」と断ったのでした。
恋心が抑えられない立花は、三春の会社が中途採用を募集していると知り、転職します。自分目当てだとは思いもしない三春は、職場でフレンドリーに話しかけます。立花の転職を知り、さすがに不安になった志保。「三春さんって本当に素敵な人だよね」と言われ嫌な予感がしますが、親友が彼氏を奪うようなことはしないと思い直したのでした。
職場でお昼休みを過ごす立花と三春。三春がコンビニ弁当を食べていると知り、翌日手作り弁当を渡します。この一件を知った志保から「今度からお弁当もらわないで」と言われた三春は、困惑しつつも受け入れます。しかし立花から市販のおにぎりを人数分差し入れされ、断ることができなかったのでした。その上「本当にいい子だな」と立花への好意に気づき、差し入れのお礼と称して食事に誘います。
食事中、会話が盛り上がりいい雰囲気になったふたり。そこで立花から「好きになっちゃいました」と告げられ、ドキッとします。さらに帰り際、「三春さんは志保の彼氏だから今後は会えない」と言われ、立花を抱きしめます。そして志保との別れを決意したのでした。
後日、「ほかに好きな人ができた」と志保に別れを切り出した三春。その相手が立花だと知り三春を責めますが、「まだ何もない」「親友なのにどうして信じないんだよ!」と怒られ、立花に紹介なんてしなければよかったと後悔したのでした。
志保と別れ、立花に告白した三春。一瞬罪悪感を覚えたものの、「好きって気持ちに罪はない」と自身を正当化した立花は、告白を受け入れます。その後すぐに同棲をはじめますが、志保から連絡が来なくなったことに悩みます。あくまで告白したのは三春で、志保と別れてから交際したと思っている立花は、「私は何も悪くないのに……」とモヤモヤしたのでした。
半年後、大学のプチ同窓会で志保と再会した立花。志保の前で三春からもらった婚約指輪を悪気なく見せた上、結婚式の参加と友人代表のスピーチを頼みます。あまりの無神経さに、かつての親友と同一人物なのかと驚きます。立花の帰宅後、志保を結婚式に誘ったと知った三春。さすがに来てもらえないだろうと伝えますが、「親友の幸せを祝うのは当然のはずなのに……」と信じて疑わなかったのでした。
一方、立花と志保の様子を不審に思った友人たち。同窓会の帰りに志保から事情を聞き、式を欠席することにします。一方の健人も三春と立花が結婚すると知り、式を断ります。お互いの友人に話が広まり、招待状の返信はほぼ欠席となったのでした。
式を欠席されるのは志保のせいだと思った立花は、志保を待ち伏せして責めます。自己中すぎる立花にショックを受ける志保の気持ちも考えず、「親友ならどんな時も味方でいるはず」と本心をぶつけたのでした。
親友と彼氏に裏切られた志保の気持ち









立花の身勝手な言い分
親友と彼氏に裏切られた志保は、これ以上イヤな言葉を吐かないよう、静かに立花から離れていました。しかしここまで志保から言われても、「志保が好きな人を自分が好きになるのは仕方がない」と身勝手な持論を展開した立花。立花の言い分には呆れますが、これほどまでに自分中心だからこそ、平気で親友の彼氏を奪えたのかもしれませんね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。