旅先で遭遇した「子連れ様」…夫同士が同じ会社とわかり「最下層だな」部署マウントをとられた話

子育ては生半可な気持ちではできないですよね。仕事と家事のバランスを取りながら、日々育児を頑張っているママもいるでしょう。そんなときに社員旅行という名の家族旅行に招待されたら、いい気分転換になるかもしれませんね。でも同じ職場の子連れ様と遭遇してしまったらどうでしょうか?今回は新幹線で遭遇した子連れ様が実は同じ会社だと発覚するも、(相手の旦那がマウントを取った話)相手の旦那にマウントを取られた話をご紹介いたします。
主人公の橘愛美は、1歳6か月の娘・百合と夫・大地の3人家族です。ファミレスをチェーン展開している会社で商品企画の仕事をしている愛美は、育児のため時短勤務で働いています。この日百合を連れて小児科に行った愛美は、雨が降りそうだったためバスに乗りますが、ぶつかってきたおじいさんに暴言を吐かれてしまいました。
平日で空いている時間にもかかわらず、「この邪魔なベビーカーを畳むのが常識だ!」と怒られ、唖然とします。その後も散々怒鳴り散らされた上、周囲から「これだから子連れ様はイヤなのよ」と冷ややかな目で見られた愛美はバスを降り、雨の中泣きながらベビーカーを押したのでした。
帰宅し、大地と夕飯を食べる愛美。建築会社で現場監督をしている大地は帰りが遅く、実質愛美のワンオペになっていることを謝罪します。本当はフルタイムに戻りたい愛美ですが、大地に言えず悩んでいました。
バスでの出来事を話したところ、自分のこと以上に怒ってくれた大地。そんな大地から、会長夫人の計らいで提案された社員旅行の話が出ます。社員旅行といっても行き先とホテル以外は自由で、実質家族旅行ができると知った愛美はワクワクが止まりません。
いよいよ旅行当日になり、新幹線に乗る愛美たち。しかし通路を挟んで隣の子連れ夫婦が、窓際の席を巡って揉めはじめます。夫・壮太に窓際をとられた妻・京香は、ほかの人を押しのけ他人の指定席に座りますが、予約していた女性から注意されます。
しかし謝罪するどころか子どもを盾に自分勝手な持論を繰り広げ、「これだから独身女はダメなのよ!」「子どもに席ひとつ譲れないなんて人として終わってる」と暴言を吐きます。壮太も寝たふりをしており、居ても立ってもいられなくなった愛美が注意しますが、部外者は出てくるなと怒鳴られます。
そこにとあるマダムが現れ、窓際の席がいいなら予約をするべきだったと注意します。愛美が「窓際の席は予約しているけれど、ご主人が座ってしまったようだ」と説明すると、壮太を怒らせたくない京香は渋々引き下がったのでした。京香の言動は身勝手な一方で、育児に必死な気持ちは伝わってきた愛美。それより何もしない壮太にモヤモヤしたのでした。
目的地に到着し、豪華なホテルにテンションが上がった愛美と大地。チェックインをしますが、そこに京香一家がいて……?
実は同じ会社の社員旅行








部署でマウントを取った壮太
同じ会社の社員旅行だったと知り、話が弾んだ愛美と京香。しかし京香の夫は工事部の大地を思いっきり見下した発言をし、京香たち夫婦は嫌な思いをさせられたのでした。一緒の会社で働く仲間にもかかわらず、部署によってマウントを取るなんて最低ですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。