貯金に手を出し、妻から離婚を切り出された単身赴任夫…「それって泥棒じゃん」子どもからも見放された話

2025.12.06

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結婚し子どもが生まれると、独身時代のように自由ではいられませんよね。それは妻も同じなのですが現状が受け入れられず、自分ばかり我慢させられていると考える夫もいるようです。今回は貯金に手を出し、妻から離婚を切り出された単身赴任夫が子どもからも見放された話をご紹介いたします。


会社員の主人公・義則は妻・里奈と11歳の息子・渚、8歳の息子・颯真の4人家族です。10年前に授かり婚をした義則は、産後の里奈に旅行を提案しても却下されたり、趣味にお金を使おうとしても「お小遣いの範囲内でやりくりして?」と言われ、不満を感じていました。子育てにはお金がかかるためお小遣いが少ないと不満な義則は、「子どもに人生を捧げるのってキツい」と考えるのでした。
大学時代の親友・孝太郎の住む街に出張があり、久々に飲むことになった義則。高そうな車や腕時計を身につけた孝太郎を見て、まさに自分の理想そのものだと思います。孝太郎に感化された義則はカードで釣り道具一式を購入しますが、案の定里奈に怒られてしまいました。
そんな義則に1年の単身赴任話が舞い込みます。上司から家族と一緒に行くか、単身赴任かを選択するように言われますが、ひとりで好きなことをできるチャンスだと思った義則は、単身赴任を即答します。何とか里奈を説得し単身赴任が決まった義則は、引っ越し先で独身気分を謳歌します。たまたま近所だった孝太郎から引っ越し祝いに新品のプラモデルやゲームをもらった義則は、フリマアプリで物欲を発散させたのでした。
単身赴任ライフを満喫する義則は1回も帰省せず、ゲームに没頭します。子どもたちにゲームを買ってあげるという約束も守らないため、もはや期待すらしなくなった渚。その姿を見て里奈は頭を抱えるのでした。
孝太郎に誘われ、キャバクラにやってきた義則。最初は後ろめたい気持ちがありましたが、家族を忘れて楽しみます。それ以来ひとりで顔を出すようになり、1本5万円もするボトルを注文するようになりました。キャバクラに趣味と散財を繰り返した結果、今月の引き落としが30万円になってしまいます。追いつめられた義則は里奈に相談もせず、子どもたち用の貯金に手を出したのでした。
一方口座から30万円がなくなっていることに気づいた里奈は驚き、慌てて義則に電話をしますがつながりません。会社にも電話したところ体調不良で休んでいると言われ、義則の安否を心配し単身赴任先に出向きます。合鍵で部屋に入りますが、趣味満載の散らかった光景に唖然とするのでした。パソコンでクレジットカードの履歴を確認し、30万円を使ったのは義則だと確信した里奈。さらにキャバクラの名刺と領収書を発見し、怒りをあらわにしたのでした。
体調不良と言い会社を休んだ義則でしたが、有給を使って海釣りに出かけていました。そこでスマホを海に落としてしまい、再び子どもたちの貯金をアテに最新スマホとイヤホンを購入します。ウキウキで自宅に帰る義則ですが、里奈が来ていることに驚きます。子どもたちの貯金を引き出したことも怒られ、義則は「俺は奴隷じゃない!」と逆ギレ。愛想を尽かした里奈は「勝手にすればいい」「どうぞご自由に」と部屋を出たのでした。
自由への権利を掴み取ったと勘違いした義則とは対照的に、愛想を尽かした里奈は子どもたちを預かってくれていた姉に離婚宣言をします。医療事務のパートとは別に、自立のために在宅で働く姉から仕事を回してもらい実績を積みはじめた里奈。単身赴任が終わる前に目標の収入を得られるようになり、子どもたちに離婚を切り出したところ、あっさりOKが出ます。いよいよ本格的に離婚の手続きを進めはじめた里奈とは対照的に、単身赴任最後の夜を孝太郎と楽しんだ義則なのでした。
単身赴任が終わり突然帰ってきた義則でしたが、冷たい反応の子どもたち。渚から連絡を受け慌てて帰宅した里奈は、明日引っ越すことを告げた上、離婚を切り出します。単身赴任中の散財を指摘されても納得のいかない義則は「子どもたちから父親を奪うのが母親のすることか!?」と逆ギレしたのでした。

子どもたちは俺と離れたくないはず

「それって泥棒じゃん」

里奈から離婚を切り出されても、子どもたちは自分と離れたくないはずだと思い込んだ義則。渚と颯真を味方につけて離婚を回避しようとしたものの、バッサリ切り捨てられた上、軽蔑するような冷たい目で見られてしまいました。自分の自由ばかり訴えて子どもをないがしろにした結果に、ようやく気付きはじめた義則なのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

2025.12.06

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Written by Googirl編集部

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