外面のいい父親に振り回されてきたけど…小5弟に尊敬できる大人がいると知り、安堵した高3姉の話

母親が亡くなったあと、男手ひとつで育ててくれた父親はまさに子ども思いに見えますよね。しかし実際は何もせず、まだ幼い娘に家事を全てやらせるケースもあるようです。今回は外面のいい父親に振り回されてきたけれど、小5弟に尊敬できる大人がいると知り、安堵した高3姉の話をご紹介いたします。
テレビカメラに密着され、結婚式を迎えた主人公・本郷愛花と夫・澤村伊織。一見幸せそうに見える愛花ですが、男手ひとつで育てた父親・修に「私は、あなたのことが大嫌いです」と告げたのでした。
今から15年前、愛花が10歳のときに飲酒運転に突っ込まれた母が亡くなります。悲しみに暮れた一方、修は義母の提案を退け、ひとりで愛花と3歳の弟・暖を育てると宣言しました。しかし世間の目を気にしただけの修は、家事をすべて愛花に任せたのでした。
もともと修からモラハラを受けていた母でしたが、愛花たちに矛先がいかないように守ってくれていました。しかしその母がいなくなり、外面のいい修の言いなりにならざるを得なくなります。そんなある日、修が家族でテレビに出ると言い出したのでした。
地方のテレビ局にて、シングルファザーの密着取材を受けることになった修は大喜びします。当日は優しい父親を演じた修を一瞬信じましたが、取材が終わった途端片付けを要求されてしまいます。
放送は夕方ニュースのワンコーナーだったものの、その影響力は絶大でした。ドキュメンタリー番組が放送された直後、今度は講演会の依頼が舞い込みます。世間の好感度を味方につけた修の講演会は、大好評のうちに幕を閉じたのでした。
修のもとに続々と講演会の依頼が届くようになった結果、愛花は学校や家事、暖のお世話に加え、スケジュール管理まで求められるようになります。さらに世間体を気にする修に怒られないために、寝る間を惜しんで勉強に励みました。その後ドキュメンタリー番組の第2弾が放送されたことにより、修の好感度はまたしても上昇します。
仕事を辞めた修は、講演会1本で生計を立てていくことにします。愛花たちのそばにいたいという上辺の理由から、業務委託として団体に所属しました。愛花のスケジュール管理は必要なくなりましたが、新聞に記載された綺麗事だらけのインタビューにウンザリします。さらに行く先々で修を褒められた愛花は、「ころっと騙されてバッカみたい」と思ったのでした。
帰りが遅い日が増えていった修ですが、そこで愛花は団体職員の川瀬と関係があることに気づきました。結婚して子どももいる川瀬との不倫に困惑したものの、修に逆らえない愛花は咎めることができません。その後美容院の前を通った際、「愛花は愛花のやりたいことをやればいい」と母に言われたことを思い出し、進路調査票に美容師と書いたのでした。
しかし愛花は、「税理士に払う金がもったいない」との理由で美容師の夢を断たれ、商業化に進学しました。一方小3になった暖は、修への感謝をアピールすることを条件に、やりたかった柔道を習いはじめます。
愛花が高校生になった年に、ドキュメンタリー番組の第3弾が撮影されます。母の写真をお守り代わりにする愛花に、違和感を持った撮影スタッフ・板倉さんが声をかけてきたのでした。
誰かの顔色を伺うような愛花を見て、昔の自分にそっくりだと思った板倉さん。こんな生活を終わりにしたいと思った愛花は勇気を出して声を上げようとしたものの、タイミング悪く話をすることができませんでした。帰りの車内で上司・木島に疑問を投げかけた板倉さんですが、修の肩を持たれてしまいモヤモヤしたのでした。
柔道場に暖を迎えに行く愛花











暖の話を聞き、安堵した愛花
突然雨が降り出したため、柔道場に暖を迎えに行った愛花。柔道を教えてくれる大学生・伊織を尊敬する暖を見て、ホッとした表情を見せたのでした。外面のいい父親に振り回されてきた弟に、頼れる大人がひとりでもできたら安心しますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。