妊婦は病気じゃない?「船酔いは病気じゃねぇぞ!」同じセリフを言われた夫の話

出会いはいつどこであるかわからないもの。取引先でドストライクな女性に出会ったら、一瞬で心奪われてしまうこともあるかもしれませんね。でも結婚し自分のものになった途端、夫の態度が180度変わることもあるんだとか。今回は妊婦は病気じゃないと言い放った夫が、船酔い時に同じセリフを言われた話をご紹介いたします。
営業の主人公・山本隆司は、大口取引先との初ミーティングに出向きます。そこで小柄で清楚な前田百合子に一目惚れし、連絡先を交換します。隆司の猛アプローチの末、ふたりは順調に交際、結婚へと至りました。
百合子の両親と兄・哲也、弟・裕太にも挨拶を終え結婚生活がはじまりますが、引っ越し直後に隆司が「さっさと掃除して飯作ってくれない?」と言い出し、百合子ははじめて激怒します。「何を言っとるんだ、貴様は!!」といままで聞いたことのない口調に驚く隆司。そして百合子は隆司をまともな夫に育てると宣言します。
夕飯を作ってくれた百合子に対し、今度は唐揚げを要求しますが、「文句があるなら自分で作れ!」と怒鳴られ渋々食べます。食後、片付けはするからお風呂の用意をしてほしいと頼まれますが、「今日は引っ越しだからいろいろ手伝うけど、明日からは百合子が動いてくれるんだよな?」と不満を口にします。さらに共働きだけど男は大黒柱で、家事は女の役目だと言い出した隆司。
女の仕事は腰掛けだと言われ、百合子は給料明細を見せたのでした。自分と同等、もしくは給料が多いと知った隆司でしたが、今度は「家事は得意なほうがやるべき」と主張します。そんな隆司の前で花瓶を割り、さらにプラモデルを壊そうとした百合子を見て、慌てて家事分担を認めます。百合子の性格が思っていたものと全く違い、隆司は困惑するのでした。
男性陣も家事をしていた百合子の実家を思い出した隆司は、裕太に相談をします。そこで気が強く頑固な一面があるものの、思いやりのある性格だと知ります。百合子が家事をしないと言われた裕太ですが、姉は自分だけが楽することは嫌がる人だと言い切ります。そしてくれぐれも姉を大事にするようにと釘を刺したのでした。
帰宅後、百合子が美容院に行ったと知った隆司は、美容院代に文句を言います。怒った百合子から「一緒に坊主にしよう」とバリカンを持ち出された隆司は、慌てて謝罪します。
その日の晩、隆司が残業と偽りキャバクラ通いをしていたことが判明し、百合子は先回りして店に乗り込みます。指名したキャバクラ嬢と百合子が談笑する姿を見て、激怒した隆司。キャバクラ嬢までバカにした発言をし、「その無礼な言葉は撤回しろ!」と百合子に怒られます。それ以来夜遊びをやめ、家事に協力的になった隆司。
しかし百合子が妊娠し、つわりがひどくなると再びモラハラが目立つようになります。「妊婦は病気じゃない」「つわりは気の持ちよう」と言われた百合子は釣り仲間・五郎に連絡し、隆司を海釣りに連れ出してもらったのでした。
海釣りに連れ出された隆司









「船酔いは病気じゃねぇぞ!」
海釣りに連れ出されたものの、船酔いで早々にダウンした隆司。百合子に「妊婦は病気じゃない」と言い放った隆司でしたが、五郎から同じセリフを言われたのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。